ブルーマウンテン滝巡り

teradaya2017-04-15


4連休なので、ちょっと遠出をと考えて、西に300kmほど離れたカウラ(Coura)という街に行く事とした。日帰りはきついので宿を急きょ押さえ、今日は片道行程。ブルーマウンテンを越えていくので途中で滝巡りのブッシュウォークを挟む事とした。

11時に自宅発。高速M2からM7に乗り継ぎいつもの道をいく。が今日はブルーマウンテン越えの山道にかかるあたりから結構な渋滞となりちょっとびっくり。GWのようなものであろうか。すっかり秋の気配で街路樹も紅葉している。

Wentworth Fallsという街は同じ名前の滝で知られているよう。ハイキング起点の環境センター(Conservation Hut)の駐車場はたくさんの人で賑わっていてまったく空きスペースがないので、ちょっともどって住宅街に停めさせてもらう(警察官が見回っていて違法駐車を取り締まっていた。そういえば来る途中ではじめて飲酒運転の検問もあったので、連休中は取り締まりを強化しているようだ。とうぜん、罰金2倍の"ダブルデメリット"期間である)。

このルートは崖状のブルーマウンテンの中腹をたどって滝までいき、滝の下までGrand Staircase(大階段)を降りて、一段下の道のやはり中腹の道を戻って来るというもの。観光の人は展望台往復だけだが、結構な数のハイカー(グループ、家族、カップルといろいろ)がハイキングを楽しんでいた。13:25出発。道は水平基調だがアップダウンもあり、また染み出しでぬかるんでいるので結構歩きにくい。

駐車場入り口 / 最初から下り道

ところどころ展望台(look out)があり快晴のテーブルマウンテンの景色が楽しめる。崖上のOver Cliff Walkから中腹のUnder Cliff Walkへとつないで1時間ほどの歩きでWentworth滝が見えてくる。滝もさながら崖の中腹にたくさんの人がいるのに驚かされる。

背の高い人には窮屈な道  / 向かい側にたくさんの人が見える

崖に張り付く人たち  / 滝の落ち口


滝の上を渡って(さすがに柵がある)、急下降の階段を下っていく。下りきったところで滝を見上げると、しぶきが広がりなかなか美しい。そこからは砂岩の崖をくり抜いた道を引き返していく。残念ながらクライミングの対象にはならない岩質のようだが、クリフ自体は雄大である。

一応手すりはあるが / ここから滝の下に降りる  

滝全貌 / 弓状の砂岩(残念ながらクライミングには向かない)


最後に起点のHutまで登りかえしとなるが、たくさんの人がばてている。中国人トレイルランナーカップルと一緒にごぼう抜きにして一気に高度を稼いでいくと、左手の滝を懸垂下降している一群。これもポピュラーなレクリエーションのようだ。15:35Hutに帰着。

よくぞ作ったと思われる道  / 滝を降りる人がいる


(コースタイム)
環境センター13:25
Wentworth滝上 14:15
滝の下 14:35
環境センター15:35

ここから、Couraまでまだ3時間のドライブ。西日に向かって走るのだが、夏時間が終わっているので5時くらいには暗くなってきた。アウトバックの人口過疎地帯を延々といくが、カンガルーが飛び出してこないか心配になる(実際たくさんはねられている)。片側1車線の対面通行主体だが100km規制なのでみな結構とばす。幸い何事もなく、19:00過ぎにCoura Mortor Innに到着。部屋でビールを飲んでサラミとかたべて夕食とする。

途中マックで腹を満たす  / 街中も夕暮れ


アウトバックの宵はちょっとはらはら


引っ越してからまだ自室のネット環境が整備されておらず(長雨で作業員の手配がつかない、のだそうだ)、宿のWifiでひさびさに作業をいろいろやっておく。

Euroka からNeopan Riverのミニハイク

teradaya2017-02-19


ダーウィン爆撃から75周年で、記念セレモニーが行われていた
来週お客があるので、3時間で案内できるコースを考えてみたが、やはり実査は必要かと思い、OPALカードで2.5ドル乗り放題の今日やっておく。

車でミセスマッコーリーポイントに行ってハーバーブリッジとオペラハウスをみて、ダーリングハーバーに移動。そこからフェリーでピアモント、ミルソンズポイント等各駅停車でブリッジをくぐってサーキュリーキーヘ。ロックスを歩いてホテルでシドニー湾のをみながらランチ、とうまくいきたいところ。

ダーリングハーバー発 / ピアモント

ダーリングハーバーを振り返りつつ、バルマンイース

湾を北に横切って / マクマハンポイント

ルナパークのあるミルソンズポイント / ハーバーブリッジをくぐって

赤字の国旗もある(1954年以前は民間等で使用)/ サーキュラーキーに到着 約30分

昼から、新しい車の運転に慣れるため、ブルーマウンテン方面のミニハイキングにいくこととする。Grenblookという町から南に細い山道をいったところにあるEurokaのエリアは、キャンプ等が人気だそうで、
「You're almost guaranteed to see Kangaroos」とあるのだが、残念ながら今日は出会いはなし。
途中、川を越え未舗装道路をいったところにキャンプ場があり、ここがガイドブックでは出発点であったのだが、気づかずに先の車止めゲートまで行ってしまった。

川を越えて、ダートをいくなかなかワイルドなドライブ 。

確かにカンガルーがいそうな開けた草原がある。ここから10分林道を行き、徐々に下の山道となりNepean川が見え始める。妙なのは音楽等が聞こえてくることだが、実はモーターボート等でくる人がいることがわかった(川にも速度標識があった)。30分で川岸に到着。親子連れがいて「どこから?(Where're you coming from?)」とたずねられてしまった。

ネピアン川への標識 / ずっと下にボート発見

結構な川幅(ワニはいない?) / 川にも速度標識

登り返して30分で駐車場まで戻ると、ランナーがいたり、カップルがきたりと結構人の姿もある。ベンチでおにぎりを食べていると大きな鳥がふわりと飛来。
 
やはり裸族なオージーランナー / カンガルーが確かにいそう

よくみるとワライカセミでさらに真上の枝に移ってきた。このオスと番なのか、きれいなメスも近くの枝に停まって長く姿を見せてくれた。

このメスはとても綺麗な個体で愛想もよい /  なぜか真上にとまるオス
散歩

車も気持ち良く走ってくれて、日本にいたとき乗っていた子との感じも近い気がするので、これから活躍してくれそうである。
相棒と初ドライブ

マンリー〜コラロイビーチ

teradaya2017-01-29


朝、仕事の前任者が帰国するので、空港まで見送りに。事前にネットで駐車場を予約しておくと、バーコードで入場できるので便利。さて明日からしっかりやらなくては。

曇っているので涼しくてよいかと思い、昨日行かなかった海岸ハイク(マンリービーチ〜モナベイル Mona Vale)にでかけることとする。しかし、酷暑となり結果として途中コーラロイ Collaroyまでで音を上げてしまった。

まずは車で北上しモナベイルまで行き、バスでマンリービーチに戻る。M90(都市間連携バス)と156番を乗り継ぎ、1時間ほどでマンリービーチに到着。今日は「夏休み」最後の日とのことで、サーフィン大会やカヤック大会等があり、たくさんの人出。皆水着のなか、紫外線防御の長袖ロングパンツはかなり浮いた存在であろう。マンリーから、ブリッジロードの車道を通って北隣のクイーンズクリフビーチへ。ここもたくさんの人たち。ここからずっと豪州東岸を北上していく。暑い!

マンリービーチのライフセーバー / 青い海

モモイロインコ(Galah) / かもめ類はいたるところに

いくつかの岬を越えていくのだが、最初のMcKillop岬をずっと海岸べりを進んだところ、断崖絶壁のへつりとなってしまった。いけそうな気はするのだが、単独なので無理はせず、展望台迂回路に回ることとする。

こんな道が続く / はずだったが徐々になくなってしまった

迂回路からビーチを眺める  / 海はきれい

ここから先は、別荘地の庭先にトレールが続いていく。暑くてフラフラだが日陰はない。花に救われながら黙々と歩くこととする。


海岸の花々は暑いのにたくましい

ロングリーフビーチの長い海岸線が続くが、湿原(Dee Why Lagoon)があり、海に接するあたりは汽水湖になっている。パラサーフィンの大会などやっているのを眺め、さらに行くとロングリーフポイントの岬への登りとなる。道は整備されており、イグアナなどもいる。しかし、暑い。ここで水1リットルを飲み干してしまった。

海沿いに整備された道 / ロングリーフの展望台(look out)の眺め

小さなイグアナ

道はさらに北にコラロイ(Collaroy)ビーチ、ナラビーン(Narrabean)ビーチに延びるのだが、あまりの暑さにここでギブアップ。バス路線を使って車まで戻ることとした。せっかく持ってきたので古いレンズでも何枚か撮っておく。

久々にオールドレンズ登場 ツァイスビオゴン28mm(コンタックスGの転用)

車には、クーラーボックスに入れておいた冷たい水とタオル、着替えのTシャツがあったので、ようやくこれで復活することができた。

夜、全豪オープン男子決勝を7チャンネルでライブ。2セットオール。さてどちらが。

[コースタイム]
マンリービーチ10:40
McKillop岬(がけで通過できず引き返し&小休止)10:15-30
Long Reef Point展望台(13:40-13:45)
コラロイ(Collaroy)ビーチ 14:25

[機材]
オリンパスOM−D E-M5 + M.Zuiko 14-150mm, コンタックスG用ビオゴン28mml

LaneCove国立公園 道迷いのブッシュウォーク

teradaya2017-01-22


シドニーにではちょっと郊外にいくとたくさんの国立公園(National Park)がある。巨大なものもあればちょっとした森のようなのもあり、大抵ハイキング(ブッシュウォーク)のルートがある。今週は天気も良いので(というか暑そうなので)、森と川のブッシュウォークとして「レインコーブ(これもシドニー湾の入江Lane Coveの最奥部の一つ)国立公園」の周回コースに行ってみる。
自宅から高速を使えば30分ほどのドライブで、Pennant Hillという町の公園駐車場まで到着。サッカー場やテニスのコートがあるが人影はまばらで駐車し放題。しかし、ルートへの入り口は特に表記もないので、何度か周辺を行ったり来たりして踏み跡を捜索。早速ワライカセミ(Laughing Cookabara)に遭遇。今日はつがいではなく1羽で登場。
ようやくガイドブックを読み直してサッカー場の端に入り口を見つけたが、この後一日中道に迷ってばかりであった。

早速ワライカセミ  / 始点ははっきりしない踏み跡から

12時直前に出発。踏み跡を辿って、小さな川(Scauts Creek)まで降り、飛び石で越えてから登り返していく。分岐を経てシティルックアウト(展望台)を目指して歩くと、30分ほどで見晴らしのよい小さな岩場に到着。シティの摩天楼が並び、その左手にはハーバーブリッジも見えている。
 薄暗い森からシティ展望台の岩場に出る
左端にハーバーブリッジ

軽く腹ごしらえをして一旦分岐に戻って、Lane Cove川に下るが、ここでまず道迷い。東への分岐を見過ごして北に上がってしまい、引き返して戻ったつもりが途中に傍にそれたようで一周してしまった。コンパスを取り出し方向を定め、気を取り直してしっかり分岐点を確認のうえ川に下ると、ゆったりとした流れ沿いのフラットな道が心地よい。またもここでワライカセミや小さな小鳥(ヒメトゲハシムシクイ Yellow Thornbill。スズメよりも小さい10cmサイズ)に出会う。蝉の声がうるさいほど。

この道はシドニーからニューキャッスルまで延びるGNW(Grand North Walk)の一部を構成しているとのことで、よく整備されている。2キロ半ほど川沿いに南東にのんびり歩き、明確な分岐路でGNWから別れて西にDevlins Creek沿いに帰路に入る。

NGWのプレート / ナショナルパークの印

これも踏まれた歩きやすい道だが、途中に大きな一枚岩の軽ハング。日本ならあっというまにクライミングルートが作られるところだが、誰も触った形跡もない。次回マットを持ってきて登りたいところ。ユーカリの木など大きな木々が森を作っている。

踊っているような巨木 / ユーカリの真白な幹

川は流れがほとんどなく暗い色 / 登攀意欲をそそる良い一枚岩  

向かって左側には町エリアが近いことから油断してしまい、地図やコンパスをしまいこんで歩いていると、舗装道に出て、そのまま綺麗な町並みを歩いていると、前方に線路!90度ずれて直進した模様。渋々戻り、分岐を確認して進むが、これが非常にわかりにくい分岐(地図だとゆっくり曲がっていくのだが、実際は右折)でDevlins Creekを渡って登り返すところにも特に印がないので勘が頼り。そのまま北上するとようやく公園に戻ると思いきや、何本も左側の住宅地に抜ける道があり、時々迷い込んでは後戻り。ようよう汗びっしょりで16時に駐車場に戻った。8.2km 表記だが、ゆうに2kmは多く歩いたと思われる。展望が利かず踏み跡が入り組んでいる里山は迷いやすいのは、日豪共通であることを思い知った1日であった。

Physio でだいぶ腰も良くなってきたので、来週はボルダリングにいきたいところ。とりあえずジムトレーニングは上半身&体幹だけにしておく。
全豪の錦織も頑張ってるし、なにせ稀勢の里の初優勝&横綱。年寄りも頑張る気になる。

[コースタイム] 公園駐車場12:00- シティ展望台12:40-50 - (ぐるっと道迷い)- レーンケーブ川への分岐13:30 - 14:40 Devlins Creekへの分岐 -(15:20一旦通り過ぎてDay Roadで線路まで行ってしまった引き返し)-16:00駐車場

[機材]OM-D E-M5 + M.Zuiko 14-150mm

シドニー湾の入江 Iron Coveのミニハイキング

teradaya2017-01-15


腰の調子はまだ戻らないので、さすがにボルダリングはおやすみ。ジムトレーニングももう少しやめておくこととする。とはいえ少しは動かなくては、ということでシドニー湾の入江「Iron Cove」のミニハイキングに出かけることとする。
シドニー湾はいくつもの入江(Cove)を作って、深く20km以上陸地に入り込んでいる。しかし、街が広がり個人や企業所有の土地になっていることから、グルリと歩ける入江は少ない。Iron Coveは、シドニー湾南岸でシティの西側にある比較的大きな入江であるが海辺をずっと通行できることからハイカー、ランナー、サイクリストに人気とのこと。自宅から車で20分ほどで入口になるIron Cove橋に到着。入江沿いにちょっとはいったところに無料駐車場があるのでここを拠点とする。

入江は南西側に入り込んでおり、一周すると7kmほどになる。シティの摩天楼を遠くにみつつ、ヨットを眺めながら歩き始める。道は自転車と歩行者&ランナーに区切られていてよく整備されている。幸いにわか雨がときどきくる曇り空なので直射日光は弱めで快適。瀟洒な別荘が並んでいてシドニーは豊かなところだと思うが、走ったり歩いたりしている人は皆簡素な格好で(というか裸体に近い人も多く)ある。マングローブなどの植生を楽しみながら歩き、小一時間で小さな半島Rodd Pointに到着。名の通り釣り人も多く、またディンギーヨットやボートの拠点にもなっている。典型的なトンボリで、根元にかけて砂浜になっており、シーカヤックの離着岸によさそうである。ここでしばしランチとし、ベンチでのんびりとする
 
奥までやってきた    / 最奥で橋をわたって折り返し
  
トンボリの端は入江に突き出ている / よいベンチがあるのでランチタイム

ふたたび歩き始めると、にわか雨がやってきたが、みな傘もなくのんびりあるいている。途中のボートハウス(レストラン)で少し雨宿り。徐々にIron Cove橋が近づくと、途中病院の私有地やイタリア南東部ジョビナッツォ自治区との姉妹協定で作られた公園等を通っていく。鳥達を見かけるがあいにく今日は双眼鏡を車に置いてきてしまった。

しばし雨宿り  / 大きな雨雲

タゲリの一種(Masked lapwing)/ ヨコフリオウギビタキ(willy wagtail) Wagtail だがセキレイとは別種(アボリジニの伝説では悪いお告げや秘密を盗む役割だそう)。
 芝の運動場もあって自由に使える

2時間弱で橋を渡って駐車場に到着。確かにこれならば走ったりするのにもよいことを確認。今後いろいろ使えそうな場所を見つけて、少しハッピーである。

橋までもう少し。  / 橋から入江全景


ソービニョンブランやシャルドネの白ワイン(SA州が多い)/ マドレーヌを作って今日の昼食とした

夕食はポーク(回鍋肉、セロリとマシュルーム煮。またも作りすぎた)

雨のコジオスコ山

teradaya2016-12-30

豪州大陸は7大陸で最も古く、最も平らで平均標高は200mほどだそうだ。しかし、米国(除くアラスカ)ほどの広さがある大陸であるので、その最高点には行っておくこととしたい。
最高峰コジオスコ(Kosciuszko, 2228m)はスノーウィーマウンテンズと称される地域の中心にあり、コジオスコ国立公園にもなっている。豪州随一のスキーリゾートエリアでもあるが、山容はなだらかで山というよりも丘である。
豪州自体、南極の領有も主張しているとのことであり、マクリントック山等3000mを越える山が国内最高峰とする資料もある。また、登山界の「セブンサミット」としてはオセアニアの最高峰としてインドネシアのカルステンツピラミッドが挙げられたりしているが、どちらにしろ難易度で決めるものでもなし各大陸の一番高いところで良いのではなかろうか。

29日(木)、9時半にシドニーを出発。家の前の信号とハイウェイ入口の信号で停まったあとは、M1, M5, M31とハイウェイを走り、休憩以外は全く停まることなく首都キャンベラ近くまで走ることができる。キャンベラへの行き方は「シドニーのCityから高速に乗って案内板に従って走り最初に停まるところがキャンベラ」という話があったがそのとおりである。休暇シーズンであり、キャンピングカーやトレーラー、ボートなどを牽引して走る車が大変多い。


George Lake 展望台  /風力発電も大規模

とはいえ、速度規制が厳しいので概ね規制速度(最高110km)以内で皆おとなしく走っている(罰金がべらぼうに高いとのこと。知人いわく1000AUD、約8万円等)。M23に分かれて北海道か草千里かといった景色を走ってCoomaの町で一服。
ちょっと街道からそれるとこんな感じ

パッシングする車が2台続いたのでちょっと用心していると、やはりパトカーが潜んでいた。この辺は日本とも共通である。さらに国立公園の中を標高をあげてスレブド(Threbdo)というリゾート村に3:30到着。500km弱。入域料17AUD。


結構高級なリゾード地

リフトは「コジオスコエキスプレス」というクワッドだけが夏は運転


川も美しく、花も豊かな季節

Thredboのアルパインクラブ。シドニー大学中心で作られ、ハードなスキー等しているそうだ

あいにく曇りがちで時々雨も降る。ここは結構大きなスキーリゾートで、たくさんのコースが取れるようである。麓が1400m、リフトトップが2000mなので標高差もある。夏はハイキングやマウンテンバイクのコースになるようで、家族連れがたくさんきていた。時折はでなインコが飛んでいたりするのは独特だが、なんとなく白馬八方のような雰囲気もある。途中35度くらいあった気温もここでは20度と快適。

ネットで予約した「House of Uller」という小さな宿のご夫妻は日本ファンで5回もいったことがあるそう。ニセコ&ルスツ&東京とのこと。
夜半雨脚が強まってきたのがちょっと心配。

30日、朝から雲が厚く、にわか雨(Shower)頻々。とはいえ、夏の2000mなので予定通り登ることとする。雨男としては慣れたもので、雨の山も静かでよいものだということにしておく。
10時にリフト(コジオスコエクスプレス。往復なので一日券35AUD=3000円弱!)に乗り、1930mまで上がる。風が非常に強い。

クワッドリフト / マウンテンバイクが載せられる。バイカー多し。

上下レインウェア、帽子にフード、手袋で武装して、10:15出発。道は石畳、途中からスチールメッシュの植生保護道で、迷いようがない。向かい風と大粒の雨で歩きにくいが、驚くのはかなりのオージーがビニールポンチョ、または雨具なしの短パン等で歩いていること。体力はすごいと思うが、何も準備していないことには唖然としてしまう(スキー場の救助者にオージーが多いのもわかる気がする)。ポンチョのカップルとかばかりなので、気合のある山屋はいないのかと思っていると、髭面で鍋釜しょったバックパッカーの爺さんにもすれ違った。コリンンフレッチャーの遊歩大全みたいであった。

山頂まで300mの標高差だが、なだらかに道は上り下りして進んでいく。花崗岩がゴロゴロし、池塘高山植物が広がっている。バチバチと雨粒がぶつかると長袖シャツを着ていても痛いくらい。ちょうど前線が通過しているのであろう。


池塘がたくさん / 花崗岩がごろごろ

岩が優先でメッシュロード側が削られる(優しいオージー

ひたすら雨の中を歩いて、Rawsons Pass (峠) でシャーロット峠からの道と合流。ここで約5km。あとはぐるりと反時計回りに山頂まで約1km。


夏だが雪渓もある。さすがSnowy Mountains。

途中雪渓を横断するところもあるが、基本的には穏やかなルート。山頂には看板と小さなオブジェがあるだけで好ましい。標高2,228m。

山頂もずっと雨であった

下りは風が背中からになるので、快適である。花々を愛でながらゆっくりと歩き、リフトトップに帰着。結局今日は50人くらいすれ違ったが、おそらく山頂には20人くらいかと思う。ちゃんと山装備だったのは自分含めて10人くらいではなかろうか。皆タフだと思う(が絶対風邪ひくとも思う)。






高山植物がたくさん。恵みの雨であろう。

リフト乗り場のパブがやっているので、ジンジャービア(ノンアル)とパイ&フライでランチとし(19AUD)、リフトでスレドボの街を見ながら下って、車でキャンペラまで200kmを走って今日はここまでとした。

途中Coomaの町をすぎたあたり(ずっとのびのびした景色)/ キャンベラの宿(米国流モーテル)

シドニーも大晦日(NYE: New year eve)の花火大会等のイベントが恒例だが、各国でのテロを受けて警戒を強めている。特に、バスやゴミ収集車等でバリケードを作ってトラック等による突入テロに備えるとのこと。豪州もシリア空爆の一員となっているので、やはり用心は必要だが、国土が大きいし日頃からオープンな社会なので対応は難しいのかもしれない。

(コースタイム)
リフト(コジオスコエクスプレス)トップ 10:15
シャーロット峠からの道との合流(Rawsons峠) 12:20
山頂 12:30-40
Rawsons峠 13:00
リフトトップ 14:00

(登行、歩行距離)
300m、13km

(機材) iPhone 7 (防水で助かる)

ロイヤルナショナルパークのコーストウォーク

teradaya2016-12-18


朝ストレッチをしたりしてから、市内南のシドニー空港よりさらに下ったところにあるロイヤルナショナルパークへウォーキングにいく。世界で2番目の国立公園とのこと。また、当地のバードウォッチングベスト100地点のひとつにもなっている。今日は、あいにくどんよりと雲厚くにわか雨がなんどもくる不安定な天気なので、ブンディーナ(Bundeena)という海辺の保養地からジボンビーチ(Jibbon Beach)を経てPort Hacking Pointという岬を回って周回する7kmほどのショートルートとする。

まずは、自分の運転では初めてハーバーブリッジを渡ってM1ハイウェイを南下する。1時間ほどで国立公園エリアとなり、低潅木の広がる高台の土地となる。

低潅木の中を道路が延びる

ブンディーナの町は対岸からのフェリーでつながれており、別荘が立ち並ぶ。フェリー乗り場のそばの無料駐車場に入れて歩き始めることとする(11:20)。

出発は別荘地の駐車場  / トレイル入口



けっこうスリリングなところもある

海岸では子供がボディボードを練習したり釣り人が投げ釣りをしたり思い思いに楽しんでいる。波打際を波を避けながら歩き、岬に向かう。鵜、ユリカモメ、マグパイ、白オオム(Sulpher crested Cockatoo)、五色インコのレインボーロリキート等馴染みの鳥たちがたくさん。


Nudeビーチなる刺激的な案内もあったが、幸い(?)今日は人の姿はなかった。確かに小さなプライベートビーチである。

トレイルはしっかりしていて迷うことはないので、花々を愛でながら岬に向かう。乾燥した白砂の道であり動植物には厳しい環境であろうが、たくましく生きている。Port Hacking Pointに13時前に到着。突き出した半島の先端で絶景である。誰もいないのでのんびりとおにぎりを食べたりして休憩。


この先トレイルは少し内陸側に入り単調な道となる。白砂に足を取られて歩きにくい。ずっとこういう景色が続いているのであろう。

トレイルの最後に再度海岸に出てバルコニーポイントの展望台を見てから駐車場に戻ることにする。この海岸の道Cost Walkは延々とこの先も数十キロ続いている。全部は無理だがいくつかまた訪ねてみたいもの。
ずっと続く海岸の道

車に乗ってちょっと休憩してから、往路を引き返す。そろそろ国立公園の出口が近づく頃、入江が食い込んでいる展望地点がある。川のようだが、実際は深い入江であり海水魚の領域。釣り人数名。バーベキューをするのに良さそうな地点であり、覚えておくことにする。

釣りができる / ただし、海水魚

市内南側の空港よりのところに大きなボルダリング専用ジムがあることは知っていたが、なかなか行く機会がなかったので帰路ちょっとよってみた。ここは壁も多いしルートもスラブからハングまで多彩で子供アスレチックなどもなくボルダラー専用のよい雰囲気である。スタッフもたいへん親切でグレードもV2〜V10くらいまで国際体系で付けられている。これならぜひ来たい。休日は周囲の会社の駐車場に停め放題のようであり、休日のジムはここに決まりであろう。近く登録予定。

ついでに前に訪ねたオペラハウスとハーバーブリッジの好展望地点ミセスマッコーリポイントに車で行ってみる。シティ中心部なのに馬に乗ったポリスがいてちょっとびっくり。たくさんの人がいたが駐車スペースはふんだん。いつか誰かを案内する際の準備。
馬の警察