LaneCove国立公園 道迷いのブッシュウォーク

teradaya2017-01-22


シドニーにではちょっと郊外にいくとたくさんの国立公園(National Park)がある。巨大なものもあればちょっとした森のようなのもあり、大抵ハイキング(ブッシュウォーク)のルートがある。今週は天気も良いので(というか暑そうなので)、森と川のブッシュウォークとして「レインコーブ(これもシドニー湾の入江Lane Coveの最奥部の一つ)国立公園」の周回コースに行ってみる。
自宅から高速を使えば30分ほどのドライブで、Pennant Hillという町の公園駐車場まで到着。サッカー場やテニスのコートがあるが人影はまばらで駐車し放題。しかし、ルートへの入り口は特に表記もないので、何度か周辺を行ったり来たりして踏み跡を捜索。早速ワライカセミ(Laughing Cookabara)に遭遇。今日はつがいではなく1羽で登場。
ようやくガイドブックを読み直してサッカー場の端に入り口を見つけたが、この後一日中道に迷ってばかりであった。

早速ワライカセミ  / 始点ははっきりしない踏み跡から

12時直前に出発。踏み跡を辿って、小さな川(Scauts Creek)まで降り、飛び石で越えてから登り返していく。分岐を経てシティルックアウト(展望台)を目指して歩くと、30分ほどで見晴らしのよい小さな岩場に到着。シティの摩天楼が並び、その左手にはハーバーブリッジも見えている。
 薄暗い森からシティ展望台の岩場に出る
左端にハーバーブリッジ

軽く腹ごしらえをして一旦分岐に戻って、Lane Cove川に下るが、ここでまず道迷い。東への分岐を見過ごして北に上がってしまい、引き返して戻ったつもりが途中に傍にそれたようで一周してしまった。コンパスを取り出し方向を定め、気を取り直してしっかり分岐点を確認のうえ川に下ると、ゆったりとした流れ沿いのフラットな道が心地よい。またもここでワライカセミや小さな小鳥(ヒメトゲハシムシクイ Yellow Thornbill。スズメよりも小さい10cmサイズ)に出会う。蝉の声がうるさいほど。

この道はシドニーからニューキャッスルまで延びるGNW(Grand North Walk)の一部を構成しているとのことで、よく整備されている。2キロ半ほど川沿いに南東にのんびり歩き、明確な分岐路でGNWから別れて西にDevlins Creek沿いに帰路に入る。

NGWのプレート / ナショナルパークの印

これも踏まれた歩きやすい道だが、途中に大きな一枚岩の軽ハング。日本ならあっというまにクライミングルートが作られるところだが、誰も触った形跡もない。次回マットを持ってきて登りたいところ。ユーカリの木など大きな木々が森を作っている。

踊っているような巨木 / ユーカリの真白な幹

川は流れがほとんどなく暗い色 / 登攀意欲をそそる良い一枚岩  

向かって左側には町エリアが近いことから油断してしまい、地図やコンパスをしまいこんで歩いていると、舗装道に出て、そのまま綺麗な町並みを歩いていると、前方に線路!90度ずれて直進した模様。渋々戻り、分岐を確認して進むが、これが非常にわかりにくい分岐(地図だとゆっくり曲がっていくのだが、実際は右折)でDevlins Creekを渡って登り返すところにも特に印がないので勘が頼り。そのまま北上するとようやく公園に戻ると思いきや、何本も左側の住宅地に抜ける道があり、時々迷い込んでは後戻り。ようよう汗びっしょりで16時に駐車場に戻った。8.2km 表記だが、ゆうに2kmは多く歩いたと思われる。展望が利かず踏み跡が入り組んでいる里山は迷いやすいのは、日豪共通であることを思い知った1日であった。

Physio でだいぶ腰も良くなってきたので、来週はボルダリングにいきたいところ。とりあえずジムトレーニングは上半身&体幹だけにしておく。
全豪の錦織も頑張ってるし、なにせ稀勢の里の初優勝&横綱。年寄りも頑張る気になる。

[コースタイム] 公園駐車場12:00- シティ展望台12:40-50 - (ぐるっと道迷い)- レーンケーブ川への分岐13:30 - 14:40 Devlins Creekへの分岐 -(15:20一旦通り過ぎてDay Roadで線路まで行ってしまった引き返し)-16:00駐車場

[機材]OM-D E-M5 + M.Zuiko 14-150mm