Curra Moors Track からGarieビーチ

teradaya2018-06-11

[登山&ハイキング][豪州][ラン]Curra Moors Track からGarieビーチ

久々に晴れたのので、今日はブッシュウォーク兼ジョギングとしてトレランっぽく走ってみることにする。先日購入した7リットルのミニザックに水500mlと若干の食料を入れて身支度とし、足回りはジョギングシューズとワコールのランニングタイツとする。
以前一度行った王立国立公園(Royal National Park) http://d.hatena.ne.jp/teradaya/20161218 は、空港からさらに南に下った海沿いの広大な原生林。この中にあるCurracurrong Creek(クラクロン川)とGarieビーチをつなぐ13キロ弱の周回コースが走りやすそうなので行ってみることとする。ただし、そこそこ高低差はあるようだ。
車で約1時間でWaterfallという町まで1号線で行き、そこから東に王立国立公園に入る。30分ほど走り、Bertram Stevens Drive沿いの10台ほどの車が止まっているCurra Moors駐車スペースに到着。

トレイル入口 車10台ほどが駐車していた / 焼けたブッシュの間を東に下る

海が見える / 幸い道はだいたい乾いている

身支度をして、Curra Moors Trackを走り始める。海に向かって下りであり、幸い雨の後でも概ね乾いているので快調に進む。すぐに海が見えてくる。

海を目指してCurra Moors Trackを走る / 1.7kmで南東に向かう分岐を過ぎる

直接海に向かう分岐をやり過ごし東にCurracurrong(クラクロン)に向かってゆっくりと走る。両側は山火事管理で人工的に焼き払ったブッシュとなりその中を白い土の道が続く(ブッシュに入ると衣類に黒く炭の跡がつくので要注意)。なぜかここまで誰にも会わない。海に突き当たるとようやくハイカーも何組かいて、左手にEagle Rock(イーグルロック)が見え、綺麗なクラクロン川(Curracurrong Creek)を渡る。

イーグルロックに何人か人影 / Curracurrong Creek(クラクロン川)を越える

綺麗な水が流れ下る / 飛び石の橋

ここから引き返して海岸沿いにGarie Beachを目指す。登りの急なところは歩き、平坦なところはジョギングで、青い海を見ながら進む。ここはメジャーなハイキングコースのようで数組とすれ違う。人工歩道の建設が進んでいるあたりでスタート地点に戻る分岐をこえ、Garie North Headへ。ここからはビーチと打ち寄せる波がよく見える。急に高度を落とす山道となり、100mほど下ると静かな砂浜に到着。釣り人が2名いるだけ。
ここまでで約8km。初めて水を飲んで少し休憩し、あとは歩いたり走ったりして駐車場までのんびりと帰還。さすがに空腹となり持参したおむすびと日本のお菓子でエネルギーを回復した。

南西に引き返し海岸をいく / 群青色のタスマン海

独特の荒涼とした世界 / 見下ろすと吸い込まれそうな絶壁

青い海を見ながら走ると日差しと風が結構きつい / 途中から整備された人工道に

Garieビーチを見下ろす / Garie North Headから急な下り道となる

刀のような穂が光るショートカット道を戻る/ 王立国立公園内を通るBertram Stevens Drive

[総距離]12.7km
[総登下降距離]365m
[所要時間]2:05
[コース地図] 

コーラロイからモナベイルのラン&ウォーク

teradaya2018-05-13


昨夜からずっと大風とにわか雨。気温も15度以下に下がったままであるが、朝になるとようやく荒れた天候もおさまってきた。
今日は久々に特段の予定もないので、久々にランニングも挟みながらの海岸ハイキング(コーストウォーキング)とする。昨年夏、1月29日にマンリー(Manly)からモナベイル(Mona Vale)の20キロにトライしたところ酷暑で途中のコーラロイ(Collaroy)でリタイアしていたので、残り半分を終わらせることにするhttp://d.hatena.ne.jp/teradaya/20170129#p1

車でモナベイルのゴルフ場通り(Golf Avenue)に行き、一旦バス(L90番)でコーラロイまで戻り出発。1年半前でもしっかり記憶があるので楽々。

コーラロイは海岸がすぐである。砂浜に降りて、13:40に波打ち際で締まった砂の上を走り始める。2.5キロほど弓なりのコラロイ(Collaroy)ビーチ、ナラビーン(Narrabean)ビーチを行く。大きな波が立っているが今日は天気も悪いからかサーファーはほとんどいなく、波の音だけを聞きながら一人走る。突き当たりにナラビーン岬(Narrabean Head)があり、その根本にビーチプールがありこの寒いのに数名が泳いでいた。


L90のバスを降りると / すぐにビーチとなる

波打ち際を走る / ビーチプール(寒そう)

階段を登って / ハイキングルートに入る

Narrabean Lakeという汽水湖の出口で複雑な地形 / ナラビーン岬ルックアウト

前方にトゥーリメタ岬 / トゥーリメタビーチに降りる

以前学習したので、おとなしくハイキング道をみつけて高巻くこととする。階段を登り快適な整備された道を登っていく。越えて下って行くと、比較的小さなトゥーリメタビーチ(Turimetta Beach)に降り立ち、犬の散歩の人たちと挨拶を交わしトゥーリメタ岬(Turimetta Head)に達する。これも再度ハイキング道を高巻くこととする。

静かな人気のないビーチ / 崖沿いは危険だとのこと

トレイルをたどって / トゥーリメタ岬に向かう

岬の展望台から行く手のモナベイルビーチまでよく見通せる。下って行くと、手前のワリィウッド(Warriewood)ビーチにサーファーがたくさん。少し走ると小さな岬となるがこれは波打ち際をどうにか伝っていけそうなので波を避けながら岩を渡ってモナベイルビーチに到着。

モナベイル岬遠望 / 大きな波に乗っているサーファー達

ウミネコが多い / この小さな岬を回り込んで行く

風が強く背中から吹いてきて、砂嵐の中を走るような感じとなるが、涼しく快適。調子に乗って走ったしまったのか駐車地点を通り越してしまい、そのまま目の前の一番大きなモナベイル岬の上まで登る。偶然であるが、二次大戦時の日本特殊潜航艇が沖合5キロに沈んでいることを示す看板を発見。シドニー湾攻撃後に脱出して行方不明となっていたが2000年代になってスキューバダイバーに発見されたのだそう。黙祷してから幹線道路のPitswater Roadまで戻り、歩道を走って無事帰着。15:10。ほぼ10キロ気持ち良く走れた。
車に乗って帰路に着いた途端に本降りの雨となり、その後夜までずっと降っていた。


広いモナベイルビーチとその先にもモナベイル岬 / 日本潜行艇は5キロ沖合に眠る

モナベイル岬から来し方を振り返る / 夕方は本降りの雨となった


買い出しをしてランドーリチキン&野菜制作 / 母の日に子供達が贈ってくれたそうだ


[コースタイム]
13:10 モナベイルGolf Avenue駐車場
13:35(バス)コラロイバス停
13:45 コロライビーチ
15:05 モナベイルGolf Avenue駐車場

晴れのブルーマウンテン

teradaya2018-04-14


仕事できている知人も今日1日だけ休めるようなので、郊外をご案内。
長い付き合いだがこうして過ごすのは初めてである。

今日の天気予報は「風」。午後は荒れると聞いたので早めに8時に市内ホテルに迎えに行き、約2時間でブルーマウンテン到着。
せっかくなので、少し歩いてもらい、クリフをえぐったハイキングコースを歩いてもらう。ウェントウォース滝コースはいつも人気であるが、今日は早めの時間なので人も少なめで静かに歩くことができた。

高度感のあるエリア / 展望台(Look Out)から下を見る

ウェントウォース滝上のトロ/ 滝の落ち口(さすがに柵がある)

滝の下に急激に下る階段が繋がっている。

もちろん、定番のシーニックパークの乗物やエコーポイントでスリーシスターズを見たりするが、あまり行列しなくてもよくちょうどよい按配であった。

ケーブルカー(元は石炭採掘装置) / 座面の角度を変えることができる。

1800年代は蒸気船や蒸気機関車用の石炭を掘っていた / スリーシスターズも今日はよく見える

フェザデール動物園に行き、夜はThe Oaksでパブ飯でビール&ワインを飲んで気楽に過ごした。
 
ブルーマウンテンで見つけたブックマーク クッカバーラ、マグパイ&ロリキート(日本のSさんへお土産)

ウェントウォース滝

teradaya2018-01-27


朝、カウラの街をひと走り。朝7時でもすでに日差しは強いので、日陰を選んでぐるりと一周。昔ながらの街並みのようで、警察署や病院も古いが綺麗に維持されている。宿にはモーターサイクリストが多く泊まっていたが、戻ってくると皆出発済み。



警察署 / どの街にもホールデン

公園にはキバタンがたくさん / 賑わうキャンピングカーエリア

鷲の公園 / カブがいた
GPSログ

カウラの日本庭園は南半球最大との触れ込みで、確かに大きくそして確かに日本テイストである。池には鯉とカルガモ、丘には桜や紅葉。藤やアジサイももある。が、大トカゲやインコももちろんいる。展示館にはいろいろな日本からの寄贈品も飾られている。

微妙な書体 / 池に鯉

カルガモは育児中

日本テイスト。アジサイも。

でも、マグパイもいるし..../ 大トカゲ(ブルータンリザード)まで
クロウタドリ(Blackbird)の♀(あまり黒くない)

かなりトロピカル/ 子育てごくろうさま

ナナクサインコ(Eastern Rosellas)もうろうろ / 成蹊大 ナターシャさんの防具の展示

庭園売店でクカバーラ(ワライカセミ)&レインボーロリキートのカップ発見

再びアウトバックを走って、途中「レッドルースター」なる紛らわしい名前のチェーン店でランチをとり、ブルーマウンテンのウェントウォース滝へ。自分の中ではここが一番のハイキングコース(&観光バスが来ないので静か)と思う。

レッドルースター / 味はよいが客の入りはまったくであった


以前自分ではフルコースを歩いてみたが、今回は核心部だけのミニハイク。駐車スペースから20分下ってナショナルトレイルという崖中腹のトラバース道へ。そこからウェントウォース滝の落ち口を越えて崖の縁を歩くあたりがハイライト。日本ではちょっとした危険コース扱いだろうが、オージーはサンダルや上半身裸だったりするのがお国柄。


赤丸のところにハイカー / 十分な装備で慎重に歩くオージー

滝の上であることを呼びかけるプレート / でも結婚式の前撮りしたりしている


夕立が来る前に引き上げ、一路自動車道をシドニーに戻った。

暑かったので今日はバイクはほとんどいなかった

全豪オープン女子の決勝、稀に見る熱戦でルーマニア ウォズニアッキの初優勝。世界ランク1位(ルーマニアのハレプ)と2位に初タイトルを目指すにふさわしい試合であった。
大相撲も、栃の心の平幕初優勝も。よくぞここまで戻ってきた。

クレイドル山

teradaya2018-01-02

タスマニアは大きさは北海道と九州の間くらいとのことだが、緯度は高く南極に近い。クレイドル山(Cradle Mountain)から60km南のセントクレア湖(Lake St Clair)まで歩くオーバーランドトラック(Overland Track)というロングウォークコースがありぜひ歩いてみたいのだが、所用5〜6日とのことであり今年は無理。一度クレイドル山周辺を歩いて所々の仕組みに慣れて土地勘も得ておきたいし、どうせなら登頂してみようと思うところ。
セントクレアを6時に出発し、一路西へ。とはいえ、一般道をつないでいくので右左折も多く結構疲れる。こんな狭いところが110km規制というのがたくさんあるが、皆飛ばしている。ニュージーランドよりは北海道に近い景色の中を一気に走って8時10分にビジターセンターに到着。ここで車を停めて、入域料を払う。混んでいるかと覚悟していたが、まったくゆったりしたものである。

入域料を払うと、1日シャトルバスが無料で乗れる。10分おきとのことであり、奥のダブ湖(Lake Dave)までこれに乗せてもらう。女性ドライバーは運転も解説も上手。昨日までは5日連続雨だったが、今日は降ってないからラッキーねとの話を聞きながら、20分で到着。
標高940mくらいなのでさすがに肌寒く、ソフトシェルなど羽織って9:00ちょうどに歩き始める。観光の人を追い抜いて湖畔の道(Dove Lake Circuitとの愛称)を反時計回りに歩き、1223mのマリオン展望台(Marion Lookout)まで一気に登る道(Lookout Link)に入る。ジャケットを脱いで一気に登ると、展望台で10人ほどに遭遇。ちょっと休んでからキッチン小屋(Kitchen Hut)目指してオーバーランドトラックの快適な木道を行くが、雨がポツポツと。小屋まで少しのあたりで本降りとなってきたので、レインウェアを装着。雨男の本領発揮である。

一瞬青空もみえたが...。

虹がでていた / 稜線は木道が続く

マリオン展望台 / キッチン小屋(雨になった)

さすがにこれではクレイドル山への岩の道は滑りそうでもあり、まずはオーバーランドトラックを辿ってみることにする。キッチン小屋で休む人を見送り、そのまま木道を行くと、池塘やハイマツがでてきてなんだか東大雪ニペソツ山のような雰囲気。アップダウンも少なく、コリンフレッチャーの「遊歩大全」で憧れたバックパッキングの世界に近い気がする。ずっと何日もどっぷりと一人で歩いていきたいと思えてくる。30分ほどいくと、父子3人組と遭遇。ずっと歩いてまもなくダブ湖まで到着する日だそう。中学生くらいの男の子2人も細っこいがたくましい顔に思える。
雨も上がり、少しクレイドル山の岩も見えてきたので、キッチン小屋近くまで引き返す。山は雲の中だが、幸い雨は上がったので、山頂へのトレース(Summit Track)にはいる(一旦、Face Trackという周回路に20mほど入ってから分岐するのでちょっと分かりづらい)。オージー男女4人組がすごい勢いで登っていくので道を譲る、がさすがにオーバーペースのようで20分ほどで岩場に入るところで先に行かせてもらう。

岩場は大きな岩が堆積したような感じだが順層で手がかりも多いためクライミング経験者には楽勝。とはいえ、結構な傾斜を越えるので岩になれない人には恐怖心を抱かせるようで、途中で引き返す人が大半。時々ポールがあるだけでロープや鎖の類は全くなく、日本のようなペンキ印も皆無。とはいえ浮石がほとんどないので安心して最初のピークまで登り、越えた先を右にトラバース気味に少し下って、最後の登りを一息。頂上は意外なことに平らで広く、展望図台が設置されている。2人の男性オージーが「ランチタイム!」と迎えてくれた。「怖いもの見たいならそこ覗いてごらん」とのことなので頂上奥を覗くとガスのかかった絶壁で滝谷のようであった。

最初のピーク / 一旦トラバース気味に下り...

最後は平坦な山頂部に到達(オージー2人だけ)  /  穂高滝谷のよう

自分もようやく初めて腰を下ろして昼食のビスケットとチーズを食べ、水も補給してから下山開始。その前に平らな頂稜にトレースがあるのかちょっと見にいってみると立派なトレースが有り、写真ではいつもクレイドル山と対になっているとなりの尖ったスミシーズピーク(Smithies Peak)まで行けそうである(地図には道は載っていないが)。下山の途中で下で出会った4人組(の最後の女性が特に)が苦戦しながらも最初のピークを越えるところ。ガッツだ!
さらに降りると、オージー旦那と日本人奥さん(奥様大苦戦中)とすれ違い、さらにオーバーランドトラックの父子3人にも遭遇(登頂はやめて降りるところ)。

実は山頂は広々している(霧でレンズに水滴) / 岩の道を下山

ポールだけが目印 / ここまでくれば一安心(ベビーキャリアのカップルも)

まだ時間があるので、キッチン小屋から周回路(Face Track)からでウィルクス湖(Lake Wilks)経由で湖畔に戻る道を行くこととする。同じコースを行く親切なオージーカップルが、オーバーランドトラックの予約をしようとしたら今シーズンは無理だったとの話をしてくれる。予約がいるとは知らなかったぞ。ちゃんと計画しなくてはと思う。周遊路を行く2人と別れて、急傾斜のWilks Lake Trackで静かなウィルクス湖を眺めて湖畔まで降りる。この間誰にも会わなかった。対して、湖畔周回路Dove Lake Circuitは大人気。よく整備されていてかなりが木道なので歩きやすく、杖の人も頑張っていた。
これは州のベストショートトラックのひとつだそうだ。途中氷河岩(Gracier Rock)展望台等を経て、無事駐車場に帰着。ちょっと右膝内側が痛く、スクワットやらねばと思う。




ウィルクス湖 / ドーブ湖畔周遊路に合流

再びシャトルバスに乗り、ガイド運転手さんの案内で遠くにウォンバットを見たりしながら車に戻った。
帰路は、宿の女性オーナーの勧めもあり、一旦バーニー(Burnie)という港町にでてからバス海峡(Bass Straight)沿いの主要道路1号「タスマン・ハイウェイ」で帰る。明るい海と青空、船や鉄道、放牧や農作業を見ながらの大変楽しいドライブであった(私の「人生ベストドライブウェイ」上位5位に入ることは間違いない)。急にWham!が聞きたくなり、ずっと流しながら運転。19:40宿帰着、走行約400km。

(コースタイム)
9:00 ダブ湖駐車場 - 9:45マリオン展望台 - 10:25キッチン小屋 - 11:00オーバーランドトラック引き返し - 11:30クレイドル山トラック分岐 - 12:10/12:20山頂 - 13:20フェイストラック分岐 - 14:05 ウィルクス湖トラック分岐 - 14:30ダブ湖トラック合流 - 15:30 駐車場

今日の花々&苔類







(機材)
OM-D E-P5 + M.Zuiko 14-150mm
iPhone 7

キウイ鳥類園とクイーンズタウンミニハイク

teradaya2017-08-16


少しゆっくり起きて、市内にある日本のガイドさんがいるというインフォメーションセンタに行き、ハイキングマップをもらい、ゆっくり出かけることとする。




きれいな街並み / 道標に従い進む

オーストラリアとはちょっと表示が違う有料駐車 / キウイ標識!

ハイキングコースはロープウェイ駅の近くとのことだが、「Kiwi Birdlife Park」との看板が目に入る。これは鳥好きとしては行かねばならない。
ここは、もともとは荒地だったところを個人で鳥類園に整備した小さな施設。今はKiwiなどの稀少な鳥もたくさんお世話をしているそうだが、園内いたるところに野生の鳥がいて、鴨たち普通に歩いている。Kiwiは夜行性なので暗い施設でそっと飼われている。餌の細切り牛肉がガラスのそばに埋めてあるので、これをミミズのようにつつくKiwiを目の前で静かに見ることができた。バードショーも工夫が凝らされていて、観客の頭の上すぐを飛び交い楽しい。オージー客と話をしながら、豪のかわいいポッサムもこの国では鳥の天敵(80万頭もいるそう)で仕方なく駆除するのだが動物に罪はないのでぜひ毛皮(副製品)を買ってね、とのアピールであった。ニュージーランドファルコン(はやぶさ)等も見て、ゆっくり3時間ほど過ごした。ラジオガイドの日本語も素晴らしく、NZ$48の入園料の価値は十分すぎるほどで大満足。

Kereru NZハト / MoreporkNZアオバズク

Paradise Shelduckクロアカツクシガモ夫妻 / 通行の邪魔ですが

NZハヤブサ / Tui エリマキミツスイ

絶滅が危惧される鳥たちも /  離島にいるBrown Teal

Weka NZクイナ / 鳥類園建物はこんな谷間の小さなところ

飛び交うパラグライダーを見上げながら、ロープウェイ脇からトレイル(Tiki Trail)に入る。急登だが、気温が低いので快適。ワイヤースライダー(ハーネスをつけて滑り降りるアトラクション)やマウンテンバイクトレイルをみながら高度を稼ぐと湖が眼下にみえるようになる。途中から4WDの林道になってしまうが、歩きやすいトレイル。1時間の登りで、ゴンドラの終点のあるスカイラインエリアに到着。ここからはパラグライダーが飛び立ち、そしてリュージュというミニカートがありたくさんの子供達が楽しんでいる。

昼食にクロワッサンサンドを広げていると、周りの木々にたくさんの小鳥。パンくずを求めてきたようで、結構人懐こい。近くで写真を撮らせていただくこととする。鳥好きには楽園である。

Brown Creeper NZムシクイ / Chaffinchズアオアトリ

Tomtit NZヒタキ / Song Thrush ウタツグミ (と思うのだが、違ってたらすみません)

昼食後、山頂を一周するスカイラインループを周って(15:05発)、ベンルモンド山(Mt.Ben Lomond)へのトレースを見ておく。ぜひ次回この1,700mほどの峰に登ってみたい(さすがに今回は雪山支度がないのでやめておく。というより足が痛い。)。

ループから往路の林道に戻り、ワンマイルトラックをたどって下山する。こちらは昔小さな水力発電所があった谷を下るもので日本の山のような感じ。滝など見ながら、湖畔に16:10到着。水鳥を見ながら湖畔を戻り、案内センターにて山の情報を得られる場所を聞きにいき、ついでにキウイ鳥類園の話をすると大いによろこんでもらい地元の方が書いた鳥の本を出していただいた。もちろんよろこんで購入!
お土産にハチミツを買うことにする。もちろん、元からハチミツファンであるが、なんといってもエベレスト初登頂のヒラリー卿はニュージーランドの養蜂家。敬意を表さねば。有名なマヌカハニーも小さいのを買って、自分用には地場の普通のハチミツとする。ニュージーランドでは一切ハチミツは輸入しないのだそうで、一人当たり消費量も世界一だとのこと。ますます好きになる。



鳥類園Tシャツと鳥ガイド本

スピット橋からマンリービーチ

teradaya2017-07-22

 今週も走りたいところだが、右の脹脛が痛く休養が必要と判断。一週間前のダメージがまだ残っているのは情けないが。まあ歩くのは良いだろうということで、久々にハイキング。ずっと行きたかったスピット橋からマンリービーチの約10kmコーストウォークに出かけることとする。
 朝の英語等をやって、食事の下ごしらえや洗濯などをやって時間がかかり、出発点のスピット橋に着いたのは14時30分とちょっと遅め。駐車スペースを探してから料金(機械で必要時間分のチケットを買ってダッシュボードに置いてく仕組み)を払おうとしていると、向かいの車の女性が1日分買ったのだが早めに帰るのでチケットをくれるとのこと。1時間7.5AUD(600円くらい)なので助かります(It's very helpful of you!)といってありがたくいただく。

駐車場はヨットハーバーやレストランのあるエリアで満杯
 
 スピット橋は、シドニー湾のうち本体から分かれて北側に入っていくミドルハーバー(Middle Harbour)の入口にあるが、ハーバーブリッジと違い水面からの高さはない。このため可動橋で時々船を通すようになっている。とはいえ、橋を通るのはA8という幹線なので止めるのも結構大変そうである。
 14:40に駐車場を出発。ハイキングコースは橋を渡った後下に降りてくぐって始まる。案内板がとても小さくマンリー(Manly)と示している。

開ける時間が表示されている可動橋

カヤッカーもいる  / Fisher Bay

スピット橋遠望 / サンディベイ

小さな湾をぐるっと回り、サンディベイ(Sandy Bay)の砂浜を越えるとクロンターフ保護区(Clontarf Reserve)という人気のピクニックエリア。この後、ずっと海岸沿いを海を見ながら歩く道となるが所々海辺の住宅の中を歩くことも。砂浜を歩いたり、ちょっとした高巻きがあったりで結構アップダウンもあり思ったよりも疲れる。

コンターフ保護区  / 大きな木がたくさん

キャッスルロックビーチというちょっと大きめのビーチを抜けると、ハイキングコースらしくなる。
沖合のシティーマンリー間のフェリーが行き来するのも良く見える。いくつかの展望ポイントをこえ、アボリジニ遺跡なども見ながら青い海を常に右手にみながら歩いていくと、徐々にマンリーのリゾートが見えてくる。

フェリーはほぼ30分ごと

アボリジニの遺跡も海をみわたしている  / 海と陸の生き物の絵のよう

青い海が広がる  / マンリーの街が見える

途中キツネザルのようなのがいたり、久々にツカツクリ(Mountain Builder)に遭遇したりと自然は豊か。

悠然と遊歩道を歩いておられる久々のツカツクリ(オージー七面鳥だと思って「Dinner Time!」などと笑っていたが)



今回あった水辺の鳥&山の鳥&鳥でないやつ(ポッサム)もいる

マンリーとの間には大きな湾が入っているのでこれを左から迂回していくことになり、ここからも結構な距離があるのだが瀟洒なマンションや別荘の間を歩いていくようになるので、なんとなく気楽になる。

マンリーの街に入ってきたあたりで、歩道にペンギン注意のマーク。冗談かとおもったが本当らしい。一度会ってみたいところである。夕暮れの景色をみてゆっくりする人や、カヤックなど片付けるひとたちも。


ジョギングや散歩の人に混じり、夕方になってたくさんでてきた鳥たちを見ながら歩くと、ほどなくフェリーの桟橋に到着した(17:10)。
冬だが花も結構たくさん。心地よくバスに揺られてスピット橋に帰還。