市内のボルダリング専用ジム

teradaya2017-01-02


年末に見つけておいたボルダリング専用ジム「9 Digrees」は、元日とクリスマス以外は年中営業とのことなので、早速行ってみることにする。シドニー湾を越えて南の方にあるのだが、せっかくなので気になっている街を偵察しながらドライブすることにした。
まずは、モスマンというシドニー北郊外の小洒落た街。いくつか良さそうなカフェがあるとのことで、駐車事情等も含めて偵察。自宅からはほんの15分ほどである。朝早くからたくさんの人たちが朝食を楽しんでいる。目当てのイタリアンカフェ"B Espressoは"残念ながら今日はお休み。そのせいもあってかが、すぐそばの"A Road Cafe"は有名シェフの店だとのことでかなり行列ができていた。その2つとなりのフランスカフェ ”F Frogs"はこじんまりとして感じがよい。周囲には路上駐車スペースもあるので、来週にでもでかけてみたい。近くにはタロンガ動物園があるので、こちらも行ってみると駐車場入場待ちの長い列なので、回避してハーバーブリッジに向かう。
湾を渡るには、このハーバーブリッジか海底トンネルのどちらかを通るのだが、休日朝はどちらも3AUD(市内に向かう時のみで、逆方向は無料)。今日はトンネルのつもりが間違ってブリッジの方に入ってしまい、ちょっと遠回りとなってしまった(まあ、景色がよいのでよしとする)。
市内南側のダーリングハーストという地区に、有名店"bills"の本店がある。住宅街のアパート1Fで小さな店であるが、ここは20人くらいが並んでいた。これもいつか家族とでもいくこととして今日はパスし、お目当ての9 Digreeまではほんの一走り。
倉庫やオフィスのあるミニ団地の一角であり、休日は車は自由に停められる。登録は簡単で登録料もなく、レンタルなしの1日券は19AUD(約1700円)なのでリーズナブルと思う。壁は高さがあり、我が地元の「攀」と同じくらい。スラブから垂直フェースのテクニカルルート、被り壁〜ルーフのダイナミックルートまで大きな壁がざっと15面ほどあり、日本に比べるととてもゆったりしている。

広い!画面外左右にコの字型に壁がある。ソファも多く中央にはスラックラインも。

ルートはいずれも手足限定でホールドの色によりグレードが示されており、非常にシンプルで判りやすい。難易度は9グレードで、易しい方から黄、緑、青、深緑(V0-V1)、ピンク(V2-V3)、赤(V4-V5)、紫(V5以上)、オレンジ&黒(様々なレベル混在)。V2が日本の4級くらいのはずなので、深緑がおそらく5−6級だろうと見当をつけてやってみたところ、概ねしっくりくる感じである。
うす被りの馬蹄形ホールド、ルーフ、垂直のスローパー、同ひし形ホールド、スラブのマイクロホールド、等12、3課題を登った(ほぼ初見)。オレンジ(ガバボテの被りルート)、黒(ルーフハンドルにツゥーフック掛け替え)も1つづつ完登。一方で、入口オレンジのオポジションバランスルートは右足をボテに上げられず断念(身体硬い!)、また深緑のルーフへのランジも届かず次回持越し。ユニークなのは、クライミイングダウン専用に蛍光イエローの補助ホールド(どガバ)があり、うまく降りられるようになっていること。高さがあるだけに大変助かる。それでも久々だったためか、着地の衝撃で持病の腰痛が早速でてきてしまった(毎日ストレッチしているのに)ので、2時間ほどで上がる。
初級者も多いが、かなりの上級者(含裸族)もいる。スタッフも親切で快適。

上級者たち  / しなやかに登る人も多く、総じてレベルは高い

ここならばボルダリングに没頭できると思われ、大いに気に入ってしまった。これから週末の1日はここで鍛錬をと思う。

早めに帰って、腰痛の手当てをしてから、休み休み料理をする。今日はサーモンのソテー。ちなみに昨日はビーフのビール煮で、まったくお正月らしくないがまあ仕方がない。フィナンシェも焼いてみたのだが、焼きすぎで色が濃くなりすぎてしまった。このオーブンだと10度低く設定すべきことをすっかり忘れていた。

サーモンソテー &  クライマーの友 冷奴(当地製造の絹豆腐はとてもうまい)

昨日のビール煮