ブルーマウンテン カトゥーンバクリフウォーク

teradaya2016-12-04


こちらに来てから、しっかり食べてようと考えたのが逆に災いして、どうやらかなり体重オーバーである。なにせ会食が多くその都度たくさん食べることになるし、ワインも醸造酒だから糖分が多いはず。少しエンデュランス系の運動もして、足腰も鍛えて健康でいかなくては!
せっかくの良い天気なので、ブルーマウンテンのブッシュウォークに出かけることとする。前夜に好物の塩ワカメのおむすびを作っておいたしガソリンも満タンにしてあるので、スムーズに7:20には車に乗り込む。
M2という自動車道で東に向かい、M7に移って約100kmのドライブ。当地は料金所はなく自動的にETCのように徴収される仕組み。その点で有料道路とそうでないところは区分が曖昧なのだが、M2やM7は感覚的には日本の高速道路であり、最高速度も80〜110kmである。しかし、自転車は通行可能!途中自転車注意の看板はあるし、実際にロードレーサーが路肩を走っている。インターチェンジの出入り口ランプウェイのところには、「Cross here with Care」(ここで注意して渡って)との表示。おおらかである。
特にサービスエリア等はないので、ノンストップ(実際、家をでてから5回くらいしか停まっていない)でカトゥーンバ(Katoonba)というブルーマウンテンの拠点町に9:35に到着。ナビで駐車場のある公園の位置(通り名称と交差する通りの名称)を入れておくと、ピンポイントで案内してくれるので、ナビ嬢Karenに感謝である(相変わらず道中速度に厳しいが)。

のんびりとしたKatoonbaの町 / 駐車場には車はほんの数台。

今日のプランは、先日買ったガイドブックのカトゥーンバクリフウォーク(Katoonba Cliff Walk 11.3km、難度 middle -Hard)というルートで、ヘンリー王子クリフウォーク(Prince Henry Cliff Walk)で崖沿いに途中スリーシスターズを越えて4キロほど東に進み、そこから谷の中腹まで200m下降。折り返して西に連邦コース(Federal Pass)を歩き、ケーブルカー等で有名なScentic Parkエリアまで戻る。そこで旧鉱山跡やレインフォレスト公園をぐるっとループで歩いて、最後200m登り返すというもの。

出発点の看板 / こちらに歩き始める

犬は禁止等 / ルックアウト(展望台)

 8:50駐車場を出発し、看板をみてPrince Henry ルートに入るが、これは逆周回方向。すぐに滑滝(katoonba Cascade)があり、早速ルックアウト(展望台)からスリーシスターズやロープウェイが望めるが、一旦戻って歩き出す。崖に沿ってなので、アップダウンを交えつつ展望のよい道が続く。花やうるさいほどの鳥の声もあって嬉しい。崖上の車道がつながるところが所々あり、そこはたくさんの観光客が展望を楽しんでいるが、離れればすぐに静かな遊歩道で、ベビーを背にした家族連れ、老夫婦、若者グループ等がWalkingを楽しんでいる。これは日本も同じような感じ。

テーブルマウンテンから深く落ちる谷の地形 / 谷にはたくさんのキバタン(白オウム)


スリーシスターズがみるみる近づき、最後はその第1峰(一番手前)の基部まで階段が繋がっている。残念ながらそこから先は通行禁止となっている。かつては上に登れたようだが。なかなか良い岩峰なのだが、登攀の形跡はない。岩質がよくない?途中みたボルダーはチャートのような堆積岩で固くて良かったが。

最初は遠いが   / すぐに近くなる


禁止の看板  / 見上げるとこんな感じ(登れそう)

いきなり、枝に35cmほどの大きな赤い鳥が停まり、ジュリジュリと鳴きながら採餌を開始。帰宅後図鑑で調べたところ、Crimzon Rosella(アカクサインコ)のメスらしい。なかなかの迫力であった。





 たくさんの花々(Warataはまだ咲きかけ。残念)

さらに進んで4キロほどいったところから、右折して急なくだり道となる。さらに先に繋がっているトレースからきたらしい女子大?ワンゲル10人ほどが大きなバックパックで登ってくるのとすれ違い、自分は軽い荷なのでどんどん下る。

谷の中腹をトラバースして戻る道となるが、ここは上と違って人の気配もほどんどない深い森の道。けたたましい鳥達の声に脅かされながら静かな道を楽しむ。湿気は少ないがさすがに暑く、上着を一枚脱いでいく。

途中おにぎりを食べてさらに行くと、スリーシスターズから直接降ってきた人たちが加わる。くだりは歩いて、最後ケーブルカーで登るのはおすすめコースなのだろう。Scenicパークの入口にゲートがあり、そこから先は観光エリア。ちょうどケーブルが下ってきたが、これは要は鉱山用のインクラインだったものであろう。

こんな道をいく  / 若いやつらはやはり薄着(海岸とほぼ変わらない)

えぐれた岩が多い  / 急傾斜のケーブルカー(19AUDも取る)

1930年代までの鉱山跡を見学しレインフォレストの遊歩道を一周。木々はちゃんと遊歩道に穴をあけて育てるようにしてある優しいオージーである。あとは、ケーブルやロープウェイの誘惑を振り切り、最後の200mを登り、遠くなったスリーシスターズを眺めて朝一の滑滝に戻って、ほどなく駐車場到着(13:30)。コンビニはないので、ガソリンスタンドの売店で大きなペプシを買って帰宅。順調に流れていたので、自宅着15:30。

再びスリーシスターズを望む  / 朝に一度来た懐かしの滑滝(Katoomba Cascade

(機材) O-MD E-M5 + M.Zuiko 14-150mm
(コースタイム) 
 駐車場(@Cliff Drive/Katoonba Fall Rd.)9:50
スリーシスターズ 10:45
下り分岐11:45
 Scenic Park 13:15
登り返し下 13:45
滝(Katoomba Cascade)14:20
 駐車場 14:30
(歩行距離、総登下降高度) 11.3km, 450m
(地図)[Sydney Day Walkより]