武山の鷹のわたり

teradaya2015-09-22


9月のこの時期は秋の鷹のわたりのシーズンである。
長野県の白樺峠は一日に3000羽、2000数百羽といった日もでているようであるが、連休の渋滞を避けて三浦半島の武山に妻と出かける。
車を変えて少し幅が広くなったこともあるが、登りの車道は本当にぎりぎりの幅で緊張する。傾斜も急ですれ違いなど生じたらかなり厄介であろう。幸い無事に頂上に到着。8時過ぎだが早くも多くの方が観察中である。少し靄がかかるが、晴天で北東からの風で条件は悪くないようだ。ここのところ晴れが続いており昨日も数十羽のサシバ、ハチクマが渡ってきたそうである。
ついてそうそう、房総半島側にサシバ数羽が遠く確認され、旋回しながら近づいてきた。一羽は上空たかくを通過していったが、他は低高度で通過。しかし残念ながら距離は遠い。
サシバ通過

次いで一羽のハチクマが羽ばたきも交えて通過。なかなか精悍な個体であった。しばらく中休みがあり、居つきのノスリなどを見ていると、再び房総半島よりサシバが接近。黒点が徐々に増えて7羽の一団となり、旋回しながら武山の真上に来た。うまく上昇気流を捕まえたのか、鷹柱を形成して徐々に登って行った。旅の無事を祈る。
ハチクマ通過/サシバ鷹柱で上空へ


山を下りて、立石海岸を経由して鎌倉へ。鎌倉文学館に行く。旧前田家の邸宅は海を見下ろす高台にあって大きな庭のある気持ちの良いところである。今回は児童文学家の斎藤洋氏の展覧会が妻の目当て。ルドルフや西遊記など大人にも楽しい。近くの優雅な住宅街の一邸にあるカフェでお昼を食べてゆっくりしてから帰宅。

(オリンパスE−M5+パナソニック100-300mm、絞り優先オート(開放)、露出+1.0、中央1点測距、S−AF(親指フォーカス)、低速連写)


夜、山中伸介の防衛戦vsモレノを見る。辛勝。しかし、危なかった。