星&花(美ヶ原と入笠山)

teradaya2012-08-16


夏の休日、息子と2人で山にでかけた。目的は理科の自由研究のための天体観測だが、変わりやすい天気の合間をついて、星と花を楽しむ山行となった。

お盆の8月15日(水)早朝6時に自宅を出発。混雑のない中央高速で岡谷経由美ヶ原へ。天気はあいにく曇りである。
山本小屋の駐車場は既に標高が1900m程。多くの車で賑わっている。
簡単な山支度で遊歩道を歩きだす。牧場の中のフラットな道をぷらぷらと牛を見ながら歩く。ハクサンフウロがいたるところにピンクの花を咲かせている。マツムシソウコオニユリなども交じっている。
息子がいい加減飽きてきた頃、霧の中に王ヶ頭ホテルがぼやっと現れ、美ヶ原の山頂部となる。王ヶ頭のピークで記念撮影をして、ホテルで昼食。お土産にバッジ等購入。
晴れていれば北アルプスが向かいに見えるはずであるが、今日はとても期待できない。雨が降りそうな中、ギリギリで駐車場に到着。

ハクサンフウロ タムラソウ?
マツムシソウ ギボウシの一種?王ヶ頭ホテルで昼食 牧場の美ヶ原
 (お伴は一澤のサブザック 青ネズ色)
コオニユリ 霧がかかって展望はない 
ウスユキソウ ウツボグサ?

再び車で諏訪湖に下るが、途中土砂降りの雨。星は見えないかと半ば諦めつつ、向かい側の南アルプス前衛の入笠山へ。マナスル山荘に宿泊をお願いしているので、山頂直下まで車でいける。幸い夕方には天気は回復してきて晴れ間も見えてきた。
夕食後にご主人の案内で4階の天文ドームへ。手動でゆっくりと開いて上空を見上げると、雲の合間に沢山の星が見える。西の空に土星、火星、スピカが並んでいるとのことで、土星を35㎝望遠鏡で400倍で見せていただく。
雲も出てきたので、一旦ホールでスライドや宇宙ソフト「Mitaka」の解説をしてもらう。
夕暮れ時には晴れ間が出てきた 土星 

翌16日(木)、朝3時に起きる。風は強いが満点の星空である。このような星空を見たのは久しぶり。
東の空に金星、木製、月齢26の月などが見えると聞いてそっと宿の外にでて、三脚を据えての初の撮影。広角レンズ+ISO1600+30秒でやってみる(うまくスバルが撮れて帰宅後喜んだ)。
朝3時の東の空 昼間に見える金星
(スバルが中央右。明るいのは木星
ヒュッテの天文ドーム PC制御に関心大

朝食後には再びご主人の案内で、昼間の金星と太陽の観察をする。金星は天頂付近に半月状で見えている。裸眼でもはっきり見えるとのことでトライすると、2人ともどうにか見ることができた。
10時にチェックアウトして、入笠山山頂に向かう。絶好の登山日和で沢山のハイカーで賑わっている。30分程で山頂に到着すると、八ヶ岳、甲斐駒が岳、富士山等、大展望が広がる。
山頂で湯を沸かして珈琲と紅茶を飲んで下山の途に就く。花と蝶の山というだけあって、帰路も多くの花々、蝶やトンボを見かけ、撮影に夢中になる。それでも20分ほどで駐車場に戻った。
オオバセンキョウの花畑から登る エゾカワラナデシコ これもハクサンフウロ ヤマホタルブクロ 正面に八ヶ岳記念撮影のボーイスカウト 富士山も見える ミヤマコウゾリナ?アサギマダラ(蝶が沢山いる山)
キタノコギリソウ(はなせんせで名前を教わった) 
宿にお別れをして、お盆の渋滞を避けて早めに高速に乗った。

(コースタイム)
8月15日(水)
10:15 山本小屋
11:15〜12:00 王ヶ頭(美ヶ原)/王ヶ頭ホテル (昼食)
12:45 山本小屋

8月16日(木)
10:00 マナスル山荘
10:30〜11:00 入笠山 (昼食)
11:20 マナスル山荘