武尊牧場から上州武尊山(敗退)
息子の友だち&おかあさんたちでクリスマス会とのことで、急に一日外出OKとなり、いそいそと山スキー初滑りへ。
武尊牧場スキー場が今日からオープンということで、尾根筋で武尊山を目指した。
正直なところ、さっと登頂して下りは条件よければ沢筋でパウダーでもなどと思っていたところ、大敗退。一日中誰にも会わず動物にもあわず、ひたすらラッセルしながら冷たい強風を浴びることに。しかしそれはそれで冬らしい一日であった(負け惜しみ)。
早朝4時に自宅をでて、一路関越を下る。3連休初日だがガラガラ。スキー場には8時に着くも、車は数台のみ。この冬一番の強い冬型で沼田までは快晴であったが、片品村あたりからは雪が舞い始た。上越国境の関東よりなので、一日中吹き出しの雪雲がかかったり青空がでたりといった天気(神楽や白馬よりは好天だろう)。雪不足で下のリフト1本だけしか動かさないとのこと。電話では上まだいけるとのことだったが雪不足なので仕方ない。係の方と少しお話ししてから一回券を2枚買って、ひと滑りしてから上に上がるが、ゲレンデはカリカリの氷状!。
ゲレンデトップからは林道コースを歩いていくとよいよと親切にしてもらう。ゲレンデのAKB?のBGMの中、シールで快調にのぼるが、風が冷たい。1時間でリフトトップの三合平に到着。とりあえず誰もいないのだが、音楽だけ聞こえて不思議な感覚。首からカメラ(ペンデジタル+ビオゴン28mm)を下げて、強風の中出発。しかし、傾斜はないし、アップダウンが続くので効率が悪い。木々の間に落ちたり踏みぬいたりと散々である。春にステップソールでくるのに良いようであるが、ファットスキーのパウダーハントには全く不向きなルートである。
風紋でいろいろな造形が 入口のポスト(見に来る人はいる?)
西に向かうので常に右から吹き出しの強風。雲が飛んで時々青空がちらっと見えるも、基本は吹雪。気温も低く頭痛がするほど。フードをかぶったりとったりと調整しながらいく。苦心惨憺登高するも、避難小屋ですでに正午となり、敗退決定。
基本は一日中、吹雪 避難小屋(全力で蹴飛ばすとかしないと、開きそうもない
下りも全く滑らないので、再びシール歩行!トレースはかき消され、再度ラッセル!写真をとったりテルモスのココアを飲んだりしながら、ブナ林を風の音のみ聞きながら歩く。ゲレンデに14時過ぎに帰着。せめて誰もいないスキー場上部を滑ったのが救いであるが、下部はカリカリ!
時々陽が射すのだが。 国境稜線を越えてきた粉雪
帰りにいつもは大混みという「花咲きの湯」に寄る。大きな温泉パークっぽいが、ゆったりとしてよい心地。青空と雪雲が交互に行き交い粉雪がちらちらするなか露天の湯を楽しむ。遠くに日光白根を見つつ120号の椎坂峠経由で帰宅。漬物「つるまい本舗」の駐車場から夕暮れの赤城山が美しかったので写真を撮らせてもらい、お土産を買ってから帰宅。帰りの高速からも榛名山がきれいで、また寄り道。関東は乾燥した冬の夕暮れ。
(コースタイム)
1番リフト上(1180m) 09:05
5番リフトトップ(1480m) 09:55−10:00
避難小屋(1758m) 12:20−12:40
リフトトップ 14:10―14:40
リフト下(1100m) 14:50
(装備)K2 クンバック、TLTスピード、ディナフィット
(地図&GPS)
※ 樹林の緩斜面のスキー移動はやはり方向感が狂います。下山時は道迷いになりかかったのを修正して下っているのがわかります。