武尊三合平スノーシューハイク

teradaya2011-03-05


山の会のドイツ娘Sさんがいよいよ帰国となり、送別山行となった。皆は武尊の荒砥沢など滑ることとなったが、私は息子の雪山デビューでスノーシューとし、その後に宿の宴会に息子と参加することとした。

金曜夜に、同じ市内の人で新たに加わったIさんをピックアップ、横浜で久々に賑やかなHさんを迎えて一路関越を北上。沼田市内からは雪が降り始める。川場からの木賊峠は除雪もまだであるが突っ込むが、凍った路面に薄く雪がのっているようで、5年目スタットレスはすべりはじめる。ついに登れなくなりUターンとするが、一度止まると4輪が空転してしまい、さらにはスライドしはじめてあやうくガードレースにぶつかりそうになる。Hさんの指示のもと、押してもらったりしてようやく脱出。一旦もどり、椎原峠の国道に迂回して、ようやく夜中の2時にオグナ武尊の駐車場仮眠所へ。寝袋集団に息子はびびり、私とともに車中で一泊。

翌日、天候は回復し青空も見えるが、まだ風は強い。リフトに乗る皆と別れて隣の武尊牧場スキー場へ。ここでリフト2本を乗りついで上がると広々とした三合平の雪原である。登って行くのは私たちだけ。茅ヶ崎モンベルで借りた本格的スノーシューを装着し、まっ白な雪原を好きな所を歩くが、息子は強風にへたり気味。途中雪に埋まったあずまやでつららを取ったり、写真をとったりし、さらに雪原を行く。気温はマイナス7度と低く、大きな看板のところがちょうど窪地となっていたのでツェルトをかぶりお茶を沸かして休む。少し回復してきたので、二人で雪合戦を大々的に楽しむ。ラーメンを作って食べようと思っていたところ、息子はスノースコップで窪地斜面を掘り始め、結構がんばっている。これを機に雪洞を作ることとし、私も参戦。ブロックを切り出し、床を掘り下げ、仕上げに天井をまるく平らにして2人用雪洞が完成。「リトル茅ヶ崎」と名付ける。温かい中、カップラーメンを作ってすする。
風も弱まってきたので、引き上げることとし、白樺や赤城山の写真を撮って下山した。
カメラマン!
つらら越しに雪原
「リトル茅ヶ崎
しらかば
青空に映えて
カメラマン2
さらば三合平

ちょうど山スキー組も下山しており、宿の「せみね山荘」に入る。古い立派な建物に、近所がかけ流しの湯「しらびその湯」(宿泊者は無料)。いろりで岩魚を塩焼きにしてくれ、持ち込みの酒も入って豪勢な宴会となった。Tさん一家のやさしい娘さんと息子さんも来ていて息子もリラックスできたようだ。
うまそうな岩魚
せみね山荘の看板
一晩あけて車に雪の結晶が

Sさんとは、富士山火口壁滑降やら小日向山パウダーなど結構一緒にいったな。英文訳など助けてもらったしさびしいけれど、こればかりは仕方ないこと。共に元気でいきましょう。