鷲津山

本当に久しぶりに、沼津の鷲津山へ。間違いなく今世紀初である。

冬晴れの朝、箱根を越えて沼津へ。寒い! 駅でKさんを迎えて、志下のコンビニへでT名人一行と合流。女子部&若者も含めて全7名+息子。何やら防災訓練をしている集落を見ながら、登り口で皆を降ろし、港の駐車場に車を置いて、追いかける。
沼津アルプス中腹の岩場までは快適な15分の登り。ハイキングにも良さそう。

コンパクトだが南向きで海を見渡せる鷲津の岩は、下地も広くて快適である。
早速T名人が10aの長いルート(北嶺ダイレクト)を登り、支点を作ってくれる。続くKさんは果敢にもオンサイトを目指すとのことで、ビレーを担当する。濡れているようで結構悪く、核心で残念ながらフォール。力を使い果たしつつも、上まで抜けた。ご苦労様。
左端のマンボー(魚に似た岩のルート)10aをO君がリード。これも皆でやってみるが、私もトライ。これはホールドが確かで楽勝!(といいつつトップロープで登っているのが悲しい)。息子もトライするが、さすがに背が足りないか、下部で断念。
続いて、皆でメイズ(10d)にトライ。ここはかつてデシマルグレード導入時代に5.11aといわれ、ETハング〜ジェットまで11〜12のルートがぞろりと並んで注目されたところ。Kさんおしくも1テン入るがマスターで抜ける。自分も昔一度マスタースタイルでレッドポイントしているはず(いつのことだ!!)であり、トライ(といいつつまたTR)。右のカンテを使ってしまったりしたが、核心はうまく抜けて、いっぱつでクリアしホッとした。
岩場左橋のIV級くらいの岩場に息子用TRを張り、登らせる。まずはこうした怖くないところがよいようだ。楽しそうである。
降りてきたら、木登りばかりしておやつをたべていたが、それもまた良し。
5.11aのETハングにKさん、果敢にトライ。大フォールしつつも攻めるが、抜け口がどうしても越えられず断念。5.12クラスの試登をしていたT名人に回収便を依頼し、今日はこれでおしまい。
東名が大渋滞のようなので、箱根を越え、すいているターパイク経由で帰宅。
また、行きたいとクライマー心が戻ってきたこのころ。