屋久島 宮之浦岳ハイキング

teradaya2010-10-10


屋久宮之浦岳にハイキング。仕事で屋久島に行った際に独特の雰囲気にぜひ登りたくなった。

夕方島に入り、空港レンタカーで淀川登山口に向かう。コンビニ等はないので、集落の食料品店で仕入れをしていく。
屋久杉ランド方面に向かうが、真っ暗な林道である。レンタカーの人も言っていたが、鹿がたくさんうろうろしていて、時々ぎょっとする。カーナビの道表示もなくなった頃、22時過ぎに到着。電気はきていないので真っ暗な中、ヘッドランプをつけてトイレにいき、結構広いフィットの荷室で就寝。空には星がきらきら。と思ったらまた雲がかかったりと不安定。

翌朝、5時に起床し、車中でパンを食べていると、もう一台車が到着。5時50分、まだ暗い中出発するが、忘れ物をして一度戻り、6時に再度出発。とりあえず曇りであまり暑くなく助かる。うっそうとした林の中の道を一旦登ってまた淀川まで下る。淀川小屋は無人であるが、よく整備されている。吊橋を渡り登りにかかるが、10分ほどして1名を追い抜く。小屋泊まりだった様子。さらに30分ほどしてもう1名に先行させてもらう。
日本最南の高層湿原である小花之江河では鹿の親子が水を飲んでゆったりしている。驚かさないようにそっと通過し、さらに登る。もう少し規模の大きい花之江河も誰もおらず独り占め。どんどん高度を稼いでいくと、雲が流れて雷鳴がとどろく。天気は変わりやすく、一日に何回も晴れたり驟雨が来たりである。露も多いので、雨具の下だけ装着。
稜線にでてもしばらく雷が怖かったが、徐々に離れていき、どうやら大丈夫そうである。宮之浦主峰方面も見通しが開けて快適である。大きな花崗岩の岩がさまざまな造形を見せる中、一人行く。最後にひと登りすると1936mの山頂に飛び出す。
永田岳方面はガスがかかっていたが、時々雲の合間から見通せる。そのうち、急速にガスがとれて立派な山容が見通せるようになりよろこんで写真を撮った。
20分ほどすると反対側からの登山者が一名。入れ替わりに下山にかかった。
晴れ間の見える中、気持ちよく駆け下り、花之江河で再び3頭の鹿に会った後、無事下山。
車で山を降りると再び霧が濃くなり、そろそろ下る。
飛行機まで時間があったので、平間海中温泉に行ってみたかったがあいにく引き潮で入れず。隣の集落にある湯泊温泉(100円)に入り、さらに空港近くの鄙びた楠川温泉(300円)に立ち寄り、お土産を仕入れて帰京した。










(コースタイム)
淀川登山口 05:50
淀川小屋 06:25
小花之江河 07:15/07:20
山頂 08:50/09:20
花之江河 10:25/10:30
淀川小屋 11:20
淀川登山口 11:50