入り江の船旅

teradaya2018-03-31


知人ご夫妻の誘いで、北郊外クーリンガイ・チェイス国立公園(Ku-ring-gai Chase National Park)で船にのせていただくことに。シドニー湾より一つ北側の湾は規模もさらに大きく内陸に入り込んでいる。未だ自然のままが残るエリアで開拓以前の自然の姿が残っていると言われている。
このコワン湾内はいくつか枝分かれしているが、そのうちの一つ南に食い込むコールアンドキャンドル湾(Coal & Candle Creek)の奥にアクナベイ(Akuna Bay)というマリーナがある。サイクリストたちのメッカとなっている森の道を延々と走ったところに突如として大きなマリーナがある。

市内から1時間弱

人里離れたところにあるAkuna Bayの大きなマリーナ。フラットな入り江の奥。

シドニー湾から回ってきたM&A夫妻は昨晩は水上で一泊したそうである。
同世代の男女5人で集合し乗せていただく。皆何回目かなので手早く荷を積み込み、親切なマリーナ係員に挨拶して出航。心配された風もなく、静かな水面をゆっくりと遡上する。途中、コテージポイント(Cottage Point)という半島の先には人気のレストランやいくつかの邸宅が並ぶ。河にも速度標識なども立っていて船文化がしっかりと定着している。

湖のような静かな入り江を遡上

後ろにShopping Boat(Dejave号)を曳いている。停泊時の移動用。

川添いにあるレストラン  / 河川交通用速度標識(他にも曳き波不可とかも)

Mさんは慎重な船長で、いつも丁寧に走らせてくれるので大いに安心である。ナビ等もしっかり整備されているし、古い艇だそうだがよく手入れされていて快適である。結構大きな船である。

ナビゲーションで水深もリアルタイムでわかる / 船齢40年だそうだが大事に手入れされている

河では、大きな艇を一人で操る年配の船長や、いろいろな遊びに興じている家族やグループがたくさん。けっこうな勢いで小さな子のボートを曳いていたりして、ちょっとびっくりするが。一方でカヤックもたくさんいるし、よく見ると岸にはハイキング(ブッシュウォーキング)のグループも。ゆったりとそれぞれで羨ましいことだ。

一人で来ている老男性 / 水上スキー

ところどころブッシュウォーカーの姿 / ダブルカヤッカー

ソロツーリングカヤッカー / ユニコーン遊覧ボート積載

我々も2つの湾を奥までたどり、最奥の静かな入り江にアンカーを入れて、昼食とする。料理ベテランたちがキッシュやサラダ等持ち込んでくれ、また船長自らバーベキューを焼いてくれる。自分はデザート係なので昨日作ったおはぎ2種とマドレーヌ提供。地元っこのおかげで、オージー流ホリディを堪能させてもらった。

奥の入江に停泊し昼食。バーベキューグリルを操るM船長 / 干潮となると浜がでてくる

家に戻ると、ワライカセミの番がきた。1年半で初である!しばらく賑やかな鳴き声でないてから飛び去った。今日はレインボーロリキート(七色インコ)や鳩もやってきた。

夕刻、本日のクルー?でパブ「OAKS」にてビールをたらふく飲んで連休中日を心地よく終えることができた。明日日曜はまた店が閉まるので、買い出ししてからバスで帰宅