豪州のコーヒー

teradaya2016-11-15


豪州のコーヒー文化は独特で、個人経営店がいたるところにありそれぞれ愛されている。スタバはすっかり苦戦しているようで私はまだ1店しか見かけたことがない(2014年に撤退を決めたとのこと)。メニューにも、アイスコーヒーやアメリカンとかは無く、当然ブレンドとか言っても通じない。コーヒーの呼び方も独特である。いろいろな解釈はあるようだが、どうやら以下のようである。

*ロングブラック  エスプレッソに熱湯を注いだもの。「ブラックコーヒー」に近い。
エスプレッソ  小さいカップで出される濃いエスプレッソ(ショートブラックとはあまり言わないようだ)。ダブルもある。
*フラットホワイト
泡のない(つまりフラットな)ミルクを入れたコーヒー。日本のラテに近いと思う。ラテアートもついてくることも多い(私はほぼ毎日フラットホワイトを頼んでいる。砂糖を入れるか?と毎回聞かれる。


FYはフラットホワイトの意。下に名前が書かれていてできたら呼ばれる / 右はカプチーノのC(どうみてもO)

いろいろなカップがある。左は仕事場の1階のカフェの。右はブリスベンの。


*ラテ  エスプレッソに、温めたミルク(スチームドミルク)と泡立てたミルク(フォームドミルク)を注いだもの。たしかにフワフワ感がある。
カプチーノ
ラテよりミルクが多い(といわれるが、私は差がわからず)。チョコレートパウダーが振りかけてある。
モカ
チョコレート入りのラテで甘い。
*マキアート 
エスプレッソにミルクを少量加えたもの?
フラットホワイトのケーキセットはこんな感じになる

ちなみに、大きさはレギュラー(中)、ラージ(大)というと通じる。トールとかショートは通じない。私のよく行く店ではロングブラックは大きさにかかわらずAU$3.5、ラテやフラットホワイト、カプチーノは「White(ホワイト)」とまとめられていて、レギュラーAU$3.5、ラージAU$4.5と差がある。
席で飲むときは「Here(ヒア)」というと、番号札を渡され、席に持ってきてくれる。事後払い。持ち帰りは「Take Away」で、注文して代金払うと名前を聞かれ、出来たら呼ばれるので窓口でもらう。一杯一杯丁寧につくるので、時間がかかるのだが、皆平気で10分、15分は待っているのも結構新鮮に思えた。日本はせっかちなのかもしれない。
アイスコーヒーは無い!夏でも当然のように熱いコーヒーを皆飲むのだそうだ。
アフォガードという、アイスクリームにエスプレッソをかけたのもあるが、これはデザートか。

慣れないうちは、「トールブラック」とか「ロングホワイト」とか言い間違えて、その都度「?」という顔(また謎の注文をする客が来たぞといった感じ)をされたが、まあなんでも慣れるものだと思う。


こんな感じ(ここはHK系で超カジュアルな店)/ シティのオフィス街だとやはり格好良い店になる