月を見上げて英語に苦労

南半球でも満月は一緒。今日は過去70年で最も接近する「エキストラ・スーパームーン」だとと報じられている。次にこのレベルの接近が起きるのは18年後だそう。

市内の47階のビルからの月 / タウンホール夜景(携帯写真なのでちょっとピンボケ)

英語にはどこでも苦しめられるが、オージー英語もなかなかのものらしい。
1. 短縮が多い。
 バービー (バーベQ)
 トラッキー(トラック運転手)
 モージー (モスキート)
 ウーリー (ウールワース (スーパーマーケット))
 ブレッキー(ブレックファスト)

モージーなど、最初の「モ」しか合ってないと思う。オージーは当然のごとくそう呼ばれるのである。
昔北京っ子はなんでも巻き舌で、シー(是=’そうそう’の意)がシャール、シャオハイズ(小孩子=’子供’の意)がシャオハール、みたいになっていたのと近い?

2. 略語が多い。
 QVB (クィーンビクトリアビルディング)
 GPO (旧ゼネラルポストオフィス)
 CBD (セントラルビジネスディストリクト)
 とか。仕事の用語はもう略語だらけ。尋ねると説明した側も忘れていることもあるので、皆苦労しているのだろう。
BYO (Bring Your Own=酒の持ち込みOKのこと) 街中でしょっちゅう見るし、会話でもしょっちゅうビーワイオーと出てくる。
 GP  (かかりつけ医。General Practitioner) どんな病気もけがもまずはGPに行って、専門医(Specialist)を紹介されるそう。
T/A (テイクアウェイ)、E/I(イートイン) テイクアウトと店内で食べるのでは値段が違うことがある。

3. 独特の用語
 マック(でなくマッカス)のセット(ではなくミール)。生ビールはジョッキではなくタップ(Tap)。ちなみにビンビールは皆口飲み。
 新聞の見出し等も。豪州で先月話題になっていた「マレーシアGPで優勝を喜んだオージー9人が海パン一丁で騒いで逮捕された」事件の新聞報道等は見出しの用語を見てもなんのことか全然わからない。「Budgie(バジー)Nine(9人)」とかが見出しなのだが、Budgieがなぜ海パン男なのか?同様の感覚を持つ人は多いそうで、某大新聞のシドニー支局長さんのブログでようやく少しわかったのだが…。
Budgie はBudgerigar(セキセイインコ)の略称で、インコ密売人(Budgie Smuggler)のこともBudgie(バジー)と呼ぶのだそうだ。その密売人がピチピチパンツにインコを隠して密売をしたことから、タイトフィットな海パンがそう呼ばれるようになったそう。
だとしても、まったく理解不能であるが、今年6月版でオクスフォード英語辞書が正式にBudgie Smugglerを収めることになったそう。それによると「men's brief, tight-fitting swimming trunks」(男のブリーフ、タイトフィットの水泳用トランクス)。
ABCニュースの女性アナウンサーが「海パン9人衆の続報です」などと真顔で報じているのをみると、寛大さを感じる。
それにしても、海パン一丁が好き。最高峰コジオスコに厳冬期に5人の海パン男が登頂、というニュースもあったが、教員たちによる真面目な取り組みだったそうだ。
奥深かすぎてもうよくわからない。