週末の夕暮れ時

teradaya2016-10-28


金曜の夕方、オペラハウスのクラシックコンサートのチケットが取れたので出かけることとする。

夜8時開演なので、その前に先週行けなかったミセスマッコーリーポイント(総督夫人のお名前から来ているシドニー湾の展望地点。植物園の中にある)に行ってみる。
電車をサーキュラーキーで降りると大きな客船が着岸していた(この後、出航していった)。

湾をぐるっと歩いて15分でミセスマッコーリーポイントに到着。

夕景を楽しむ人達。良いハングの岩があるが登る人はいなかった。

マグパイ達(背景に海軍艦船) / ちょうど先ほどの客船が出航

日が暮れてくる中、オペラハウスに戻り、ウラディーミル・アシュケナージ(Ashkenazy)氏指揮による「Beethoven Finale」。シドニーシンフォニーと4人のソリスト(Sp. Christiane Oelze, MezSp. Fiona Campbell, Tn. Steven Davislim, Br. Teddy Tau Rhodes)&シドニー交響合唱団(Sydney Philharmonia Choris)。交響曲第2番と第9番。楽団は80人くらいの大編成、コーラスも100人ほど。ほとんどは白人演奏者(数名アボリジニ系の方。アジア系は弦楽器に1名のみか)。


コンサートホールは球状で天井は高く、ステージは3階席まであり2600席以上という席だが今日は満席。
観客のノリ(?)はよく、コンサートマスターDene Olding氏が入ってくるところですでに大拍手。各楽章の間もしっかり拍手(ついでに年齢層は高いので咳も結構盛大)。演奏後はもうスタンディングオベーション。指揮も汗だくの熱演であったが、大拍手の中ガッツポーズであった。
サイドステージのチケットだったが譜めくりの音も聞こえるステージのすぐ脇で各楽器の演奏も見ることができ、合唱団の息遣いも感じられた(さすがにソリストの声は反対方向に飛んで行ってしまうが)。ティンパニのRichard Miller氏とチェロのLear Lynn女史の演奏が素敵であった。
22時半にはけたので電車で帰宅。途中珍しく大雨が降った。


家に帰ると免許証が届いていた。花は「ワラタ Waratah」(アボリジニの言葉で「赤い花」を意味し、ニューサウスウェールズ州の州花とのこと)。

[機材]OM-D E-M5 + M.Zuiko9-18mm