大山沢

teradaya2016-05-22

夏に登りたい山があり、体力養成&ごつ目の登山靴の履きならしをしたいのだが、今日は午後から家の仕事。ということで、早起きして大山の大山沢にいくこととした。
大山沢は初級の沢だがほとんど水流はなく岩場っぽいルートと聞く。久々に「日本登山体系」など開いて予習しておく。
4時半に自宅を出て、車もまばらな大山の駐車場に5時半着(帰りは満車になっていた)。スカルパ「アイガー」という皮の登山靴を久々に履いてすぐに出発。
大山が大きく見える晴れの朝

まずは男坂の急な道をどんどん登る。古い道なのでなかなか風格のある石段が続く。

右の男坂を行く / 古い石段

下社の手前で、右に折れて日向薬師方向にしばし向かい、二重橋のある沢が大山沢。小さな祠があり、二匹の竜が水流を守っているので、道中の安全祈願をしてから沢に入る。
入り口がいきなりF1の滝で、これは右岸(左壁)を直登。古いハーケンやスリングがある。難しくはないが、沢登りは浮石やコケ等の不安定要素があるので単独行の時はとくに慎重に登る。その先は小さな枯滝が連続して続くので、全部直登していく。朝だがすでに暑い。汗をふきふきどんどん行く。ときどき補助ロープ等もでてくるが、ここはクライマーの意地で全部無視。暗い谷筋なのでか昼なのにトラツグミがヒー、ヒーと気味悪く鳴いている。二股まで30分で抜けたが、その先の詰めが長くて歩きにくい。浮石に気をつけ木をつかみ、まとわりつく虫を追いながら、ようやく登山道にたどり着き、あとは山頂までほんの10分。
青銅の竜が守る
 
橋から見下ろすF1の滝 / 滝上から振返って二重橋を見る
 
枯滝が続く 
 
沢の中はひっそり / ようやく稜線に出た

快晴の下、大展望を楽しむ。
青葉の中、下りは一般道をたくさんの人とすれ違いながら、駆け足で下る。親指付け根と内側くるぶしに靴が当たるので、少し改善が必要。帰りは新しくなったケーブルカーも見ながら、女坂を下り駐車場に戻った。神奈川50名探鳥地と看板があったが、確かにシジュウカラヤマガラ、コガラ、キビタキオオルリ、ウグイス、ツツドリ等たくさんの囀りが聞けた。
 
箱根方面 / 富士と塔ヶ岳、丹沢山方面
レンゲツツジの季節
 
 
下社から自宅方面の相模湾を望む/ 新しいケーブルカー



帰宅後、リコッタチーズパンケーキを制作(昨日ホエイで自家製チーズを作っておいたのを使用)

(コースタイム)
大山駐車場(350m) 5:40
ケーブル下5:50
下社の下(日向薬師分岐)6:15
二重滝の橋6:25
二股6:50
稜線7:45
山頂(1252m) 7:55-8:15
下社8:55
駐車場9:25
(地図)

(機材iPhone5)