霧の赤城山時間差ハイク

teradaya2012-06-18


梅雨の合間、人ごみを避けて夕方に速攻日帰りで赤城山へハイキング。

山麓までは夏の青空であったが、山に上がるにつれ梅雨の影響で雲がかかる。つつじの見頃の時期で沢山の人が訪れている。朱色がかった赤い絨毯状の斜面はとても美しい。
 
火口湖大沼の黒檜山登山口では、オリエンテーリングをやっている中学生たちの顧問の先生が最終組をようやく迎えてホッとしていた。その横で支度をして、16:05に出発。一息で稜線にでると眼下に湖面と赤城神社が見渡せる。つつじもところどころ咲いていてホッとする。気の早い蝉が一匹、ジジッと飛び立った。10mほど下の笹の中を大きな動物が駆けていく。白い尻で鹿かと思ったが、帰路車道上でカモシカと遭遇したので、これもそうだったのかもしれない。頭上ではキッと鋭く猿の声。こちらも声で威嚇(?)しながら進む。ホトトギスの鋭い鳴き声も響く。初夏である。

高度を上げるにつれ徐々に霧に包まれながら、ブナやダケカンバの林を行く。広葉樹が多いので光が射すとよい心地で猿岩等のちょっとした火山性の岩を通過し、最後は左に折れた水平道の先にこんもりとした最高峰黒檜山(1828m)に到着(17:00)。この時間だと当然ながら誰もいないし、視界もなく静かな中、鶯の唄の練習を聞く。
      

10分ほどのんびりしてから、下山開始。霧はさらに濃くなり、湿度が高い。台風も接近中なので仕方ない。再び花を愛でつつ軽荷で飛ばし、17:45に車に戻った。
    
     

帰路「富士見高原 展望の湯ふれあい館」で汗を流し(500円)、ざく切りキャベツ塩たれ+ノンアルコールビールで一息ついたところで、アツアツの赤城牛かつ丼(700円)が出てきて大満足。ここは、トイレに季節の花がそっと飾られたり、館内放送で6月の花々の花言葉を伝えたりとなかなか良いところ。次回は榛名山硯岩にでも来て寄りたい。

(コースタイム)
駐車場(1360m)  1605
黒檜山山頂(1828m) 1700/1710
駐車場      1745
(地図)一般ルートにつき省略

写真はPen E−P1+Mズイコー14-150mm(28-300mm相当)