愛鷹山リハビリハイク

teradaya2011-08-28


まだ右足首はテーピングで固めてあるが、ジョギングくらいしてもよいとのことだったので、富士3足のひとつ愛鷹山系の最高峰越前岳にハイキング。
今月は山の会の仲間の在京連絡を引き受けること10数件、雨男の評価を高めたが、本人が行く時はまあまあの天気に(ただし、終日富士は見えず)。しかし、予想外の事態が待っていた。

朝6時半過ぎの下り東海道に乗ると何やら人が多い。当然ゆっくり座っていくつもりでいたが、何やらカメラやらを持った男たちが多い感じ。国府津御殿場線に乗り換える際に、この人たちも皆乗りかえ、ラッシュ並みの混雑に。迷彩服等もめだつ。松田駅では小田急からの乗り換えでさらに増加!
国府津駅ではホームに溢れる人ごみ。御殿場駅Suicaが使えないので(御殿場線JR東海だからだそう)精算窓口には目もくらむような長蛇の列。人をかき分けて改札をでると「”火力”の方は専用バスにお並びを!」との案内。どうやら、自衛隊富士宮基地の「総合火力演習」なるものが挙行され、さらにここ数日の悪天の後だったこともあって猛烈な数のマニアが集結しているらしいと判明。十里木行きのバスはたった4組だけでありホッとしたがこれが大誤算。基地に向かう車の大渋滞で、30分のはずが2時間以上乗る羽目になってしまった。
 10時半にバス停出発。10分歩くと駐車場があり車が沢山。ここから階段遊歩道を登り始める。小学生が数人短距離ダッシュ中。
蒸し暑いが足を気にしつつ丁寧に歩く。また捻ったら大変である。体力が落ちているのか暑さのせいか、結構ぜいぜいしながらも10人くらい追い抜いて登る。途中はえぐれた溝や薄暗い針葉樹林もあって結構山深い感もある。徐々に霧がかかり、富士の展望はまったく期待できず。
派手な十里木バス停なだらかな遊歩道から
展望を期待したのだがとても富士は見えず
11:50に標高1507mの山頂に到着。二等三角点がある。ビールとおにぎり3つを平らげて、トランギアアルコールストーブでコーヒーを沸かす。復活したグランテトラも水漏れなし。そういえば今日はニッカーで古風なスタイルである。
前岳小物ども
12:40、反対側の黒岳方面に下山開始。適当に歩いていたら谷筋の踏み跡に入ってしまいクモの巣だらけに。コンパスと地図で確認してしばし藪をこいで尾根沿いの立派な登山道に復帰。あとはひたすら歩くのみ。「火力」の砲声がひんぱんに聞こえる。途中、富士見峠の手前で、前方にガサガサと大型動物の動く様子。鹿とは思うが気持ちわるいので、こっちも音をたてて歌など歌う。ようやく気配が消えたので富士見峠に降り立ち、ここから南東に折れて山神社まで一気に下降して林道に出る。あとは1キロあるいて「愛鷹山登山口」バス停に到着(14:20)。バスは1時間後なので、本を読みながら過ごす。
 帰りのバスにはまた例の人々が満ち足りた様子で途中から乗ってきて嫌な予感。バスの両替機は釣銭切れとなり、そして駅には大量の難民が。何とか駅にたどり着き、アイスクリームをお土産に帰宅。
(コースタイム)
10:00 十里木バス停(870m)
11:50/12:40越前岳(1507m)
14:20 愛鷹山登山口(750m)
(地図&装備)一般コースにつき省略