鳳凰三山日帰り縦走+オベリスク登り

teradaya2009-10-18


天気に恵まれ(!)Y君と2人で鳳凰三山のスピードハイク。
22時に八王子駅で拾ってもらい、韮崎まで約2時間。昨年迷った青木鉱泉までの林道も下調べよく無事こなし、1時前に到着。アサヒゴールド(復刻版)で軽く乾杯。すばやく就寝。
5:30明るくなると同時に歩き始め、若いY君のペースに押されるようにどんどん登る。二人ともCW-Xとトレランシューズに軽いザック。ツェルトや補助ロープは入っているものの超軽量仕立て。昨年は吹出しで凍えた鳳凰小屋も今年は秋晴れの下到着。賽ノ河原の砂斜面も軽くクリア。もう雨男とは言わさない!
甲斐駒
快晴のオベリスク

オベリスクの岩峰には多くの人が途中まで登っていて大賑わい。我々はさらに上に近づき、この18mの岩峰を一周する踏み跡を反時計回りにたどってみる。やはり正面側チムニー状から登れそうなので、高所恐怖症のY君にはちょっと待っていてもらい、一人登攀。高いところでのフリーソロであるが、岩登りの経験者ならば難しくはない。最後の数mは残置ロープが下がっており、ゴボウで登る。風の強い山頂で甲斐駒他周囲の山を一望。ギャラリーに手を振ってもらい、そろりと下降。
オベリスクのてっぺん
登攀ルートはこのチムニー

さてと歩きはじめると風で冷えたのか両足脹脛が攣って困ったが、5分も歩けば自然に解消。稜線沿いに観音岳へ、白峰三山を眺めながらの漫遊。富士も眼の前に美しい。鳳凰小屋でであった地蔵を目指すとしていた二人連れにすれ違う。ルート間違った模様。観音から薬師はほんの15分。白砂の庭に岩峰が並ぶ不思議な景色である。
トレランスタイルで@薬師岳

後は樹林帯の急な下り。膝を傷めないよう、ゆっくり気味に下山。シラビソの林を抜け、最後は黄色く色づいたカラマツの林を下り、林道を下って青木鉱泉へ。ひと風呂あびて、そばを食べてから帰路に着いた。葡萄をお土産に買い、中央高速の大渋滞に巻き込まれた。
昨年来のもやもやを解消できた会心のハイキング。
赤い実
凍えた葉っぱ

[コースタイム]
5:30 青木鉱泉 (1100m)
8:25/8:35鳳凰小屋
9:05/9:45地蔵岳 (2764m)
* 途中9:25にオベリスク登頂
10:40/10:55観音岳(2840m)
11:15/11:20薬師岳(2780m)
14:00 青木鉱泉