大倉から蛭ヶ岳往復

teradaya2006-12-04

月例トレーニングとして、大倉から塔ノ岳、丹沢山を越えて蛭ヶ岳を日帰り往復することにした。延べ登行高度2200m、距離24kmの駆け足往復。山スキーの会のK下さんにちょこっと影響されて20年ぶりの丹沢行。先週の出張の代休で月曜日におでかけ。

 朝焼けの丹沢(厚木駅から)

朝目覚まし時計が故障したため寝過ごし、渋沢駅07:40の朝2便のバスにて大倉へ。大倉ですばやく支度をして08:00出発。天気はよく寒さが心地よい。30分ほど歩きからだがあったまったところで半そでTシャツとなる。気温は低いので頭には極薄のニット(パタゴニアのビーニー)、指にはタイツ素材の極薄手袋をはめる。この2つは駆け足山行ではまことに重宝である。今日は塔の岳と蛭ヶ岳以外では座らないこと、登りでは立ち止まらないことが課題。
大倉尾根を年配のハイカーさんをパスしてどんどん登る。途中シカが2頭登山道にでてきたので挨拶をしさらに行く。ブナや楓、ウツギの林は明るく気持ちが良い。左手に富士も見える。目標は2時間であったが09:58にぎりぎりで塔ノ岳到着。1200mを2時間なので時間あたり600m。立ったままお気に入りのエンゼルパイを頬張り水分を補給し、富士をバックに記念撮影。
紅葉の路  
 富士を望む
 これからいく丹沢山方面

10:08に出発し縦走路を蛭が岳に向かう。ここからも結構アップダウンがあり、地図では上り580m、下り400mとのこと。霜柱をさくさくと踏んでいくが、途中からはとけてべとべと道になっている。それでも我慢して踏み跡を行く。ここで脇を歩くと道が広がってしまう。10:40丹沢山通過。ここで数名を追い越すとあとはだれもいなかった。前方に南アルプスの連山が雪を抱いて美しい。しかし徐々に隠れてしまった。寒気が入っているのでガスが湧きやすい。鬼が岩の小キレットを越えて一旦大きく下って蛭が岳に上り返す。
 北面にはうっすら雪が
 塔ノ岳を振り返る  
 南アをバックに最高峰蛭ヶ岳

11:58に目標の正午にどうにか間に合い蛭ヶ岳に到着。ほとんど「走れメロス」状態である。小屋の犬がわんわん吼えてうるさいが、ここからは宮ヶ瀬湖方面もよく見渡せて心地よい。上の原方面青根から登ってきた数名とご一緒する。この感じだと檜洞丸までの一日縦走も十分できそうである。K下さんのヤビツ峠から主稜線経由西丹沢自然公園一日縦走計画に乗ってもいいかな。
初めて腰を下ろして10分休み、往路を戻ることにする。

だんだん足がつらくなってくるがポケットからニッキ飴を取り出して舐めながら歩く。誰もいない丹沢山を13:12通過し、本日2度目の塔の岳に13:53着。最後のエンゼルパイを食べて10分休憩した後大倉尾根を下る。平坦なところは少し走ったりしながら大倉に15:23帰着。下りは1時間20分なので時間あたり900mの降下。
ちょうどバスがエンジンをかけるところだったのでビールも飲まずに飛び乗り家路に着いた。家人が留守にしていたのでひとりロング缶を開けてごほうびとした。

日時:2006年12月4日(月)
記録:
[メンバー]寺田(単独)
[行動Time]
大倉(300m) 08:00
塔ノ岳(1490.9m) 09:58/10:08
丹沢山(1567m) 10:40
蛭ヶ岳(1672.7m) 11:58/12:08
丹沢山 13:08
塔ノ岳 13:53
大倉 15:23
[延べ登行高度] 2200m 
[延べ距離]約24km