上州武尊山転じておぐな武尊スキー場パウダーハンティング
武尊山荒砥沢で新雪滑りを楽しもうと平日木曜日に出かけたものの、強力な寒気が入った冬型が続いていたので、山には入らずおぐな武尊スキー場にてパウダーハンティングとなった。
２月８日（水）夜１０時、お茶の水駅に集合。今回は直前でＨ瀬さんがインフルエンザに、Ｈ野さんがぎっくり腰となにやら祟られているかのようで、ここに集合するのは、Ｙ倉さん（ランクルオーナー）、Ｍ須さん、Ｓ藤嬢と私の４名。別途O田君と さんが仕事のあと直接それぞれの車で向かう。
沼田までは快晴だったが、スキー場につく頃には大雪。仮眠は”第三駐車場の更衣室”がよいと聞いていたのでそこに入ったが、トイレもなく狭い建物。内部は仕切りがある（３畳程度×男女）。とまれ寝袋を出して小宴会をしてから仮眠。朝に第一駐車場に上がると、そこの更衣室はトイレがあり、更衣スペースも6畳程度で床暖房もある。ただし早朝から人の出入りは多そう。あとから聞くと、下から入って3番目くらいの駐車場にあるトイレつき更衣室がどうやらよい模様（第一駐車場のものとほぼ同等で、かつ下の方なので人はまず来ない）。
気温はHPで最高-11度、最低-13度。手持ち温度計でも最上部で-13度くらいを表示。
天候は断続的に吹き出しのある冬型。かなり寒気が強く、風も15m以上、時折突風がブローで入ってくる。
８時半に左端ペアリフトがのんびる動き始めたが、何となく気が乗らずに待っているとクワッドが9時に始発となったので、これに一番乗りで乗り込む。なお、上部リフトは9:30 に上から2番目リフト、10:00くらいに最上部リフト。終日運転は継続。
ゲレンデ部、南斜面は表層２０ｃｍはパウダーであるが、その下はがりがりと音のする硬い面がある。上述しまり雪のうえに氷板があるような感じをうける。見た目は絶好の斜面であったが少々がっかりする。その後、ゲレンデ左側尾根からにあがるリフトを使い、北側斜面を２本滑るが、こちらは雪質もよくトラックのない端を選んで膝からももくらいのパウダーを楽しむ。底付きを感じさせない快適な斜面であった。
１１時くらいまで滑るが、天候は改善しないことから、あっさりとゲレンデデーに変更とする。最終リフトまで一度上がり、ピットを掘って弱層テストを実施（写真）。新雪２０cmをはらって約70cm、直径40cmの雪柱作成。手首、肘では剥離せず。肩を入れると約３０ｃｍのところで剥離。明確な弱層だが、上下との接着はかなり強い。弱層部分は指が4本ではいる霜ザラメ雪で、1月中旬の暖雨が原因と推測される。
それより上は指が1本でも入りにくいしまり雪。
なお、帰りに道路沿いの除雪部を見ると、上から３０cm, ６０ｃｍ、１ｍ、１ｍ３０くらいに４つの黒い層がある。循環型天気変化によるものかと推測される。
さて、最上部から2番目のリフトから緩斜面を滑り降りてから右に抜け、閉鎖となっているエキスパートコースを右に分け、さらに50m程下ったところから右に樹林帯へ進入。樹林からすぐに左に出ると尾根沿いに荒らされていない大きい斜面があり、これを２本楽しむ。さらに樹林帯を右に回りこみエキスパートコース側にでると長いノートラックの大斜面があった。午後２時近いがトラバースがあるためボーダーも入っておらず手つかずである。これを本日の最終とする。南向きだが底付もすくなく雪質はよい。20ターンほどの長い滑降で大いに満足した。なお、樹林帯からエキスパートコースにトラバースするあたり（稜線部から３０ｍほどおりた南斜面）は、表面に１０ｃｍほどのスラブが形成され、容易に動き、やや危険を感じさせた。
山には全く入れなかったが、ともあれ、新雪滑降の楽しみは達成できたので満足である。それにしても寒い一日であった。リフト上ではみんな凍えていたので、早速温泉に行くことにした。しんめいの湯(http://www.oze-info.com/~semine/)という花咲温泉郷の一角の小さな温泉を試してみたが、なかなかのあたりであった。４００円でほぼ貸し切り。透明な柔らかい良い湯であった。Ｔ本さんにあとから聞くところによれば、そばや丼ものもとてもおいしいそうである。沼田IC付近の”食の駅”で地場のたまりらっきょうやリンゴを買い、蕎麦を食べて帰途についた（ロハスなる名前で期待しなかったが実は美味）。夕刻には神楽坂につき例会に一番乗りであった。
リフト：一日券2000円（木曜のみ）。
交通： 2/8 御茶ノ水22:20分発。飯田橋から高速で沼田経由。現地着24:40。
2/9 現地発 15:00頃。途中しんめいの湯で温泉（400円）、沼田IC 17:25、神楽坂着19:30。
350km÷ 7km/? = 50? ÷ 4人×130円 ＝ 1625円
高速 700+250+2900+3450÷4人＝1825円
計 3450円
