大菩薩嶺駆け足ハイキング日時:2005年11月21日(月)日帰り

teradaya2005-11-21

記録:
11月21日(月)
山スキーシーズンを前に、しばしのブランクがあったこともあり、自分の体力チェックを兼ねて晩秋の百名山駆け足ハイキングに出かけた。標高差1200mを4時間程度を目標とし、さくさく歩くこととした。
一日休みをとり、平日の早朝茅ヶ崎を出発。通勤客に混じり八王子経由で塩山駅に向かう。先週より2000mあたりには初雪の便りもあったが、中央線の車窓が甲府盆地にかかるころには白峰三山甲斐駒ケ岳等の白いピークがよく見える。塩山駅はホームに干し柿が吊るされている。寒い朝である。
駅前から市バスで雲嶺寺登山口に向かう。途中の温泉に向かうらしい年配の男女が数名のみ乗り合わせ。一律100円の運賃は市の補助であろう。途中の民家も干し柿が山のように吊るされ、晩秋の里山の気配である。軽トラやきんちょーるの看板もぴったりの感じである。今は葉を落としているが桃の木も散見される。
 終点の雲峰寺登山口まで乗ったのは自分一人であった。上日川峠まで車が入るので、マイカーまたはタクシーで入り手軽に上る人がほとんどなのだろう。しばし車道を歩き、丸山分岐から脇の山道に入る。ブナの落葉がふかふかと積み重なり快適。足首まで埋まるほどである。時々車道のガードレールが見えるのが無粋ではあるが、誰にも会わない山道は静かである。木々の間から時々里山の様子や遠く南アルプス連山も見えて楽しい。第一展望台で写真を一枚撮る。送電線がちょっと邪魔であるが。
 上日川峠に近づくと車道を通る車が結構あるのがわかる。駐車場には10台ほどの車が停まっている。そのまま林道脇の山道を早足で進む。すぐに数名のハイカーを追い越し、ゆるいのぼりをどんどん登る。富士山の展望がよく、雪が結構ついているのを見る。

最後の山荘福ちゃん荘脇から峠への道に進み、熊笹の中を上っていくとほどなく大菩薩峠に到着。2人ほど降りてくる人がいるが静かである。富士を背に、左手に南アルプス連邦を眺めながら稜線漫歩である。大菩薩嶺の手前の台地に来ると、20人ほどのハイカーが見えたが、幸い丸山峠への下山路に下っていく。さらに10分上ると樹林の中の頂上である。ここで初めて足を停めて昼食休憩とする。

 下りはそのまま稜線を北西に丸山峠に下ることとする。時刻は1時を少しまわったので2時52分のバスに乗るために少し急ぐこととする。コメツガの林の中は北面斜面であることからうっすらと雪が残っており薄暗い。30分駆け下り丸山峠はススキの原が広がり独特の雰囲気である。山小屋はあるもひっそりとしている。さらに急斜面を先行者を何名か抜いて駆け下り、林道に降り立ち車道を経て登山口に到着した。

[行動記録]
雲峰寺登山口 09:55/10:00
丸山分岐 10:15
千石橋 10:25
第一展望台 10:45
第二展望台 11:00
上日川峠 11:25
福ちゃん荘1720m 11:40
大菩薩峠1897m 12:15
大菩薩嶺 2056.9m 12:30/13:05
丸山峠 13:35
林道降り口 14:05
丸山分岐 14:15
登山口 14:30/14:52(市バス)

[登行高度]1,200m [滑降高度]0m
[メンバー]寺田(記録)
[地図] 1/2.5万 
[交通]
茅ヶ崎駅05:48発(相模線)
橋本駅 06:47/07:01(横浜線
八王子駅07:12/07:15(中央線)
高尾駅 07:22/07:25(同)
塩山駅 08:58/09:25(市バス)