時計の修理名人

teradaya2017-05-26

シドニーに戻って翌日からブリスベンに出張。近くまた行くことになりそうであるが、隣の州とはいえ東京ー広島くらいあるので結構しんどい。今朝は、左の瞼が大きく腫れて目が塞がってしまったが、理由もわからないうちに夕方には元に戻ってとりあえず一安心。夕方シドニーに帰着して、今晩はちょっと一息。明日一応病院に行くことにする(当地の診療事情も知っておきたいので)。

シドニー空港着陸前の景色。オペラハウス遠望。


シドニーは物価が高い、特に人件費がと言われるのだが、今回古い懐中時計のアクリルガラスの蓋が割れてしまったのでシティの修理店に持ち込んだところ、しぶい老技術者が「うちはスイス時計専門なんだけどね」と言いつつつつものの10分で在庫からよいのを見つけ出して加工してくれた。ちょうど身につけていたこれまた古い腕時計のリューズがねじ込めなくなっているのも見てもらうと、これも数日で修理できるとのこと。見積もりは人件費込みでたった100ドル(約八千円)。東京の正規代理店では修理不能といわれ、また銀座の修理店に持って行った時は、部品の取り寄せに8万円かかるだの散々言われて偉そうな態度も気に入らなかったのだが、それとは正反対である。ジョージストリートという目抜き通りではあるものの雑居ビルの3階(日本でいう4階)の奥の小さな店であるが、老技術者と若いオージー&中国人技術者がきちんと対応してくれて実にプロフェッショナルであった。連絡を受けて、喜んで現金でお代を払わせていただいた。

綺麗に修理完了  / ビルの奥の一部屋の店だが