展望と爽快滑降の十石山

日時：3月19日（月）

悪天続きの週末を避けて、山の会の仲間とピンポイントの好天を得て乗鞍山系十石山で快適オープンバーン滑降、樹林のヘルメットチャレンジ＆モナカ雪修行。穂高と乗鞍の展望にも恵まれた。山頂は強風と低温でとても寒く、凍傷治療中の手にはかなりしんどかった。しかし、雪質はお陰でよかったのかも。

前日K下さん宅経由で、中央道を北上。乗鞍方面を回って途中うさぎを危うく挽きそうになったりして深夜白骨温泉へ。スーパー林道ゲートの少し手前にある快適トイレの駐車場で仮眠。

別便のN野さん、I江さんと合流して、7:40に出発。登りは大きな東尾根の樹林帯を行く。オオシラビソ、コメツガ、ダケカンバに交じり、五葉松の大木が一本。最初の急登を越えると1820mあたりからゆったりとした大きな稜線となる。後続に単独行の人が1名。途中2本休みを取りつつ、森林限界の下を2回目の急登。穂高の岳沢と乗鞍本峰の大展望が左右に広がる。
　　
岳沢（左に奥穂、右に前穂、手前右は霞沢岳）　　　　　　　　　　　　　　　　まっ白な乗鞍本峰

その後は樹林のないまっ白な頂上斜面に入り、ほぼ直登でたおやかな山頂へ。風が強く直下はカリカリのクラスト斜面をN野さんと2人、トップで登りつく。あまりの強風に十石峠小屋の陰に避難し、皆を待つ。
森林限界を越えて（photo by I江さん）
　　
　
穂高と対峙するI江さん　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　十石峠小屋(２Fから入れる）
　　

滑降は南東風下側の原頭部の吹きだまりを選んで突入。適度な軽い雪を飛ばして快適な滑降。しかし、スキー名人ばかりの中、私はついていくのがやっと。
滑降開始！（photo by I江さん）
　　　　
樹林帯に入って大休止を取り、ヘルメットをカンカン言わせながら木々の間を滑る。1820m台地までは快適な滑降であったが、最後の下部モナカ雪はさすがに皆苦戦。しかしＫ下さんだけは飛び抜けた技術であっという間にいなくなる。あきれながらも転倒を繰り返して林道に到達。
　
(photo by I江さん）

白骨温泉は日帰り入浴が終了していたので、いつもの乗鞍「湯けむり館」（平日なので空いていた）で汗を流し、中ノ屋の蕎麦を食べて解散。平標に転戦する、N野さん、I江さんを見送り、渋滞のない高速で早い時間に帰宅した。

（メンバー）
　ＣＬ：私、ＳＬ：Ｋ下、Ｎ野、Ｈ野、Ｉ江

（コースタイム）
白骨温泉駐車場　　７：４０
乗鞍Ｓ林道ゲート　８：００
十石山頂　　　　　１１：４０/１２：２０
駐車場着　　　　　１４：２５

（GPSデータ　by H野さん）

私の写真はPen E-P1 + M-Zuiko14-150ｍｍ