自虐ネタ好き?

teradaya2016-11-18

当地もいよいよクリスマスシーズンなのだが、なにせ夏に向かう南半球はどうも感覚が狂ってしまう。
こちらの人は大らかで結構自虐ネタで笑い飛ばすの好きなようで、ジングルベルの歌詞もなかなかのもの。

Dashing through the bush, 
(ブッシュを越え)
in a rusty Holden Ute, 
(おんぼろホールデン*トラックに乗り)   *ホールデンは当地の車メーカー  Uteはピックアップトラック
Kicking up the dust, 
(砂塵まきあげ)
esky* in the boot, *エスキーはクーラーボックス(メーカー名)
(トランクにクーラーボックス)
Kelpie* by my side,  *ケルピーは牧羊犬だそう。
(犬を乗せ)
singing Christmas songs, 
(歌うたい)
It's Summer time and I am in my singlet, shorts and thongs 
(夏だ、タンクトップに短パン、ビーサンで)
Oh! Jingle bells, jingle bells, jingle all the way,
Christmas in Australia on a scorching summers day, Hey!
(オーストラリアのクリスマスは猛暑の中)
Jingle bells, jingle bells, Christmas time is beaut !,
Oh what fun it is to ride in a rusty Holden Ute. 
(なんて楽しいことだ、おんぼろホールデントラックに乗るのは。)

結構韻も踏んでてよく考えているが、なんとも自虐ネタ。愛すべきオージークリスマスである。

ベジマイトという国民食があるというので、試しに買ってみた。醗酵ペースト状の塩辛いもので、パンに塗ったが味噌に塩をかけたような感じ。マクドナルドにもあるそうだ。このベジマイトにも歌があるそう。日本でいう文明堂みたいな感じなのだろうか?
 
これはスーパーでも目立つ / パンに塗るとチョコレートペーストのようなのだが...

We’re happy little Vegemites (僕らは楽しい小さなベジマイト
As bright as bright can be.  (とっても陽気なやつさ)
We all enjoy our Vegemite  (みんなベジマイトが大好きさ)
For breakfast, lunch, and tea.  (朝食、昼食、おやつにも)
Our mummies say we’re growing stronger Every single week, (ママは毎週食べれば強なるって)
Because we love our Vegemite  (だって皆ベジマイトが大好きだから)
We all adore our Vegemite  (みんなの素敵なベジマイト
It puts a rose in every cheek. (みんなを陽気させてくれる)

これまで当地の食べ物はだいたい美味しくいただいてきたが、このベジマイトの塩辛さはちょっとした難関である。かつて納豆を克服した(今は好物)ように地道な取り組みが求められよう。

塩豚の照焼風を作ってひとりビール(涙)
綺麗な切手の蝶たち